先の選挙で堀江君を応援した自民党を、 「ちゃんと見れば、何かおかしいって判るだろ。 って言うか、判れ。 それがお前らの責任だろうが」 などと攻撃していたら、 「そーゆーテレビだって、散々持ち上げていたじゃないか」 と、逆襲されたらしい。 そして、それが結構堪えたらしい。 NEWS23 では、筑紫君が多事争論でこれに反論していた。
- 持ち上げたと言うが、テレビの全てが持ち上げるために彼を出した訳ではない。 自分の番組で言えば、2回ほど出演してもらったが、その2回目で喧嘩別れになってそれっきり、出演は断られている。
- 与党が対立候補として立てたり経団連が入会を認めたりするのは、テレビが誰かを出すのと違って、その人がまともな人であると保障することである。 これらのことがあってから、テレビの出演は増え、ライブドアの株価は上がったのだ。
言っていたのは、大体こんなこと。 後もうちょっと続くはずなのだが、トイレに立って戻ってきたら終わってた。
与党の候補者となってからテレビの出演が増えたってのは、この文脈で語るには無理があるよな。 候補者のテレビ出演が増えたのは、そりゃ選挙だからで、選挙番組をやるからだ。 出演させるテレビの側だって、まともな人だと与党が保障したから出演させていた訳じゃない。 タレントモドキの有名人が亀井君の対立候補っていうのが、話題として手頃だったからだ。 堀江君の場合、グレーゾーンで突然何か仕掛ける人っていうイメージで、だから選挙期間中にもまた何かやってくれるんじゃないかって期待もあっただろう。 言い切ってしまうが、まともだと言われて成る程そうだと納得するような人なら、テレビでの露出なんて増えたりしないのだ。
そもそも因果関係が逆だろう。 堀江君が立候補に至ったのは、テレビが彼を 「ホリエモン」 なんて人気者に仕立て上げたからだ。 政党が、そんなテレビの人気者の集票力に期待して候補者にするのは昔からよくあることだし、マスメディアはそれを 「タレント候補」 と批判してきたではないか。 それを今更、政治家や経団連の不明に巻き添えにされたかのように言うのはどうよ。
自分の番組では堀江君と喧嘩別れってのは、自分は不明の巻き添えにされるほどに不明ではない、ということか。 他局批判? しかし 「その後出演が断られた」 ってのはつまり出演を依頼したってことだからなぁ。 不明なはずの他局同様に、 「明日は渦中のホリエモン生出演です」 なんてやりたかったんじゃないのかね。 まあ、筑紫君だけは違うのかもしれないけどさ。
そうそう、2月から一緒に仕事するのは、メンタルに問題のある奴じゃなくなった。 まともな人。 たぶん、少なくともそいつよりは。 「いくら楽になるとは言っても、露骨に中途半端なところで外すのは、やっぱりあいつもショックだろうから」 だそうだ。 俺の方に来ないのは良かったけど、そんな弱弱でこの先やっていけるのかね。