後楽園
後楽園に行ってきた。 数日前、バラエティ番組で水戸黄門の格好ができるキャンペーン中であることを知った父が、行って見たいと言い出したのだ。
「あれは、ここから近いんか?」
「後楽園? 遠くは無いよ。 近くも無いけど」
「新宿まで出て、それから乗り換えるんじゃろ?」
「そうだね。 時間優先なら、もう一回四谷で乗り換え。 楽なのは、丸の内線でそのまま」
「乗換えが少ない方がええけぇ、丸の内線かの」
「行くの?」
「ほうよ。 今度の土曜日にでも行って見ようや」
「うん、まあ、いいけど、水戸黄門の格好をしに行くの?」
「いや、あれはええ。 梅を見に行くんよ」
ということで、今日。
後楽園。 正確には、小石川後楽園。 元は水戸藩の別邸らしい。 天下の副将軍の別邸にしては狭いなと思ったら、かつては今の倍以上あったんだそうだ。 ま、場所を考えると、今でも十分に広いのだが。
その広い庭園の奥の方で、目的の梅が、ちょうど満開だった。 一面の梅の花。
大雑把に紅と白とに分かれるそれらは、実はいろいろ種類があるらしい。 そう言えば、桜は染井吉野とか山桜とか知っているが、梅は紅梅白梅ぐらいの認識しかなかったな。 この際だからと、せっかくぶら下がっている札を見て名前を覚えようとしたのだが、それぞれの違いがよく判らない。 たちまち挫折。
しかしまあ、遠目には可憐な梅の花も、近寄って見るとちょっとグロテスクなんだよな。 って、そりゃ梅に限ったことではないか。 いや、花に限ったことでも無いのか。 花に譬えられるものは、大なり小なりそんな感じだよな。

紅梅。 「紅千鳥」 と書いた札がかけてあった。

福寿草。
この花は、西日本には少ないんだそうだ。 言われてみれば、子供の頃(山口県)にはあんまり見かけなかった気がするな。 もっとも、大して花に興味がなかった子供の俺。 仮に見たとしても、記憶には残らないんだろうけど。

松の一部は、縄で作った傘を被せてある。 これは、雪が枝の上に降り積もり、その重みで枝が折れたりするのを防ぐため。 「雪吊り」 というんだそうだ。

雪吊りの中の松は、足元(?)の防寒対策もばっちり。 何だかちょっぴり艶っぽい。

雪吊り仕様書。