浅川周辺
散歩にはいい季節。 ということで今日も浅川の河原を散歩するのだが。
今の家に暮らしてもう10年以上。 その前も10年ぐらい浅川の近くに住んでいて、よく河原を散歩していた。 振り返れば、俺の浅川散歩歴はもう20年以上。 そんな俺の記憶の中で、つまり20年前と今とで、最も違うのが蔦の類の進出だ。 特に荒地瓜。
葛なんかは昔からあって、やっぱり木を這い上ってはいたが、それでも木を丸ごと覆うようなことは無かったと思う。
変化があったのは6年ぐらい前だろうか。 荒地瓜を見かけるようになったと思ったら、あっという間に広がった。 今では河原全体に蔓延り、木どころか竹藪を丸ごと覆い隠す勢い。 夏はもう本当に飲み込まれている。 そして冬は少し汚くなった。
この荒地瓜、環境省の 特定外来生物の解説 にはこんな記述がある。
河川敷に生育するアレチウリは、ほとんど冠水しない場所にみられるため、河岸を掘削して地盤を低くし、増水時に冠水する場所を創出することが、侵入防止につながるとの提案がある。 土壌処理剤のみの防除は難しく、茎葉処理剤や、結実前の刈り取りといった機械的防除法の併用が必要な難防除雑草である。
堤防の内側は台風の増水で何度か水没しているはずなのだが、荒地瓜の勢いが衰えたようには見えないんだよな。 水没してなかったら今よりもずっと繁殖していて、何度か水没したから今ぐらいで収まっているのかもしれないが。 或いはタイミングの問題か。 成長してからの冠水ではなく、冬から春にかけての、発芽前の冠水が有効なのかも。
とりあえず今年の台風には、程々の頑張りを期待しよう。

そこはかとなく漂うジブリ感。 昔は蔦に侵入されそうになっている建物に見えたのだが、今では蔦が溢れ出てくる建物に見える。

弱草藤(ナヨクサフジ)
比較的新しく、というのは1940年頃だが、ヨーロッパから持ち込まれた。 日本に来てまだ60年ちょっとだが、その間にほぼ全国に広がった。 北海道にはあまりいないという噂も。

夕化粧(ユウゲショウ)
明治時代に観賞用にアメリカから持ち込まれたものが野生化して今に至る。 現在、東は関東、西は九州まで生息。 温暖化で生息域が北上するかもしれない。
和名はなんか水商売の女っぽいが、その花は、まだちょっと慣れてない化粧といった風情。

薬玉詰草(クスダマツメクサ)
弱草藤と同じく1940年頃にヨーロッパから持ち込まれた外来種。 牧草として持ち込まれた何かに、一緒に紛れ込んでいたのかもしれない。 そう言えば、なんとか詰草はみんな外来種だったよな。

雛菊(ヒナギク)
明治時代にヨーロッパから持ち込まれ、北海道から広がった。 寒さに強いが暑さに弱い。 本来は多年草だが、日本では夏の暑さで枯れてしまうので一年草扱いだそうだ。
夏にも同じような花を見た記憶があるのだが、マーガレットだったのかもしれない。

都草(ミヤコグサ)
京の都によく生えていたから都草という説もあるが、真偽は不明。 これが正しいなら、今の東京に咲いているのも当然ではあるのか。
よく似たのに西洋都草がある。 花の見た目はほぼ同じ。 茎がツルツルなのが都草で、毛が生えているのが西洋都草。
都草が日本に来たのは氷河期の終わり頃らしい。 西洋都草は1970年頃に牧草として持ち込まれ、あっという間に日本中に広がった。