北朝鮮のミサイル試射。
ちょっとばかり危なそうなことをちらつかせて、外国(といっても基本的にアメリカ)を交渉の席に着かせ、 「○○を受け入れるから、××の援助をしろ」 というのが、北朝鮮の常套手段だ。 今回は、 「軍事技術の(アラブ圏への?)輸出をしないから、食料援助をしろ」 となるのかな。 まあ何にせよ、切羽詰まってるんだろう。
で、それでなくても叩かれているところに、よけいな決断などしたくないであろう小渕君だが、どうすればいいのかを俺がこっそり教えてあげよう。
なにもしない
ミサイルの方は、国連でうだうだやっておく。 経済とか金融とかを、とりあえず現状維持して、アメリカのバブルがはじけるのを待つ(たぶんもうすぐ)。 アメリカは、自国の経済がおかしくなると必ずどこかに戦争を仕掛けるが(つまり、北朝鮮と似たようなもんなのだが)、今なら、大義名分の立ちやすさで、北朝鮮だ。 ミサイル施設を破壊した跡の管理を中国主導で行うとか、中国経済へのテコ入れを行うとか、そのあたりで適当に中国の了解も取り付けておいて、ミサイル施設を潰して一件落着。 日本としては、金は払うことにする。
こんな感じかね。 もう一発、太平洋に撃ち込んでくれると確実なんだけどね。 この筋書きで行くと、小渕内閣は 「役立たず」 だとけちょんけちょんに言われだろうが、どうせ今だってそんなイメージしかないんだから、気にしなくていいよ。
恐怖やストレスを快感に切り替えるというアイディアは面白い。 序盤のじりじりした展開と終盤の加速度的な盛り上げ方も、悪くない。 しかし、その世界に入りきれない。 「黒い家」 の時に感じたドキドキハラハラが、何かに邪魔されている。
で、何が引っかかるのか考えてみたら、インターネットの描写と、主人公の女性の扱いだった。 小説よりは映画にした方が面白いんじゃないかと思う。
少年エースという少年漫画誌に連載されているらしいが、俺はその雑誌を読んだことがない。 これは表紙に惹かれて買ったのだが、表紙の雰囲気そのものの内容で面白い。
左目のバーコード。 人の死に方。 そんなものにかき立てられている自分に、ちょっとびっくりした。 しかし、よくこんなものが少年誌に連載されているなと思ったら、やっぱりちょっともめたようで、巻末に作者からの断り書きがついていた。
体がだるいよ。 ビタミン不足かね。