2011 05 02

慣性母性

またいつもの。

東京電力は1日、福島第1原子力発電所で3月まで働いていた女性社員19人のうち、40代の女性が国の限度の3カ月で5ミリシーベルトを超える被ばくをしていたことが新たに判明し、超過したのは計2人になったと発表した。 医者の診断は2日に受けるが、これまで健康上の問題はないという。

この女性の被ばく線量は7.49ミリシーベルト。 3月15日まで免震重要棟の1階医務室で気分が悪くなった作業員の介護に当たっていた。 作業員に付着した放射性物質を吸い込むなどしたとみられ、6.71ミリシーベルト分は内部被ばくだった。 看護師ではないという。

同原子力発電所では消防機材の管理をしていた50代の女性が17.55ミリシーベルトの被ばくをしていたことが明らかになっている。 女性社員は3月23日までに全員退避したが、1,3号機で水素爆発が起きた後も被ばく防止対策が不十分だった免震重要棟で働いていたのが被ばくの主因だった。

被爆線量の基準が、子供が20mSvで、社員の男性が250mSv、女性は20mSvなんだそうだ。 体は平均的に子供よりも成人女性の方が大きいわけだから、同じ線量なら女性の方が影響が小さいだろう。 なのに子供と成人女性の基準が同じ。 その一方で、従来の基準じゃ作業が進まないからと、男は基準値を倍増されたりして。 というか、記事の女性の被曝の原因が作業員に付着した放射性物質なら、その作業員はもっと被曝しているはずなのだが、そっちの記述はまるでなし。 この男女の扱いの違いはなんだろう。 男はもうあからさまに消耗品扱いだな。

せっかくだから、役員の被爆線量基準も示してくれればいいのに。 「役員の被爆線量基準は年間5mSvなので、現場に行きたくても行けないのです。 可能なら我々も現場で作業を勧めたいのですが…」 とか、言え。 そのぐらい言われたら、大人しい日本人もテロに走るんじゃないかな。

ところで、女の被曝基準が厳しいのは、子供を産むからだよな。 だったら、年齢が上がるに従って制限値が緩くなっていき、40代後半で男と同じになるぐらいでいいと思うのだが、どうだろう。 閉経や不妊の場合は、年齢に関係無く男と同じとするってことで。 作業員の確保に苦労しているこの時期、保護する名目に該当しない人を無駄に保護して貴重な働き手を減らさなくても… いや、保護とか言うからおかしなことになるのか。 単に男女平等なだけなんだよな。 男女平等を唱える人たちが大好きな、結果の平等。 アファーマティブアクション。 原発で働くなかで250mSvを越える被曝をする人の30%以上が女性であることを目標に。

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ビンラディンが殺された。 パキスタンに潜伏していたのを、米軍がパキスタンには秘密に強襲して、一緒にいた家族丸ごと皆殺しだそうだ。

これ、日本が同じことをしたら、国内から非難の声が相当あがると思うのだが、アメリカは歓喜一色だとか。 まあ、実際にはきっと批判もあるんだろうが、メディアが取り上げないんだよな。 このあたり、国は違っても事情は大体同じなんだろうな。

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東京タワー

東京タワーの先端。 地震でちょっと曲がってしまった。

鯉幟

大量の鯉幟。 中央には 「がんばろう東北、がんばろう大船渡」 の横断幕。 大船渡は東北の都市らしい。 鯉幟は全部で300匹ぐらいで、中に秋刀魚も混ざっているのだそうだ。 探してみたけど、どれが秋刀魚かよく判らなかった。

浜松町の光景

7年ぐらい前、この近所で仕事をしてた。 その頃、仕事帰りにこの辺りを散歩したこともあったはずなのだが、今の景色からは当時をまるで思い出せない。 ビルでも公園でも同じだが、何か新しくできると、その前に何があったかまるで思い出せなくなってしまうんだよな。 7年も経てば、ねえ。

浜離宮庭園

浜離宮庭園。 中央の池は海水。 すぐ横の海から海水を取り入れているのだが、ついでにボラなども入り込んでいて、時々一斉に跳ねて水面を波立たせていた。

窓掃除

窓掃除という仕事はどうでもいいが、このゴンドラには一度乗ってみたいものだな。