羽化
今日も父と河原を散歩。
このところの父は、歩く時はずっと俺の腕を掴んでいる。 割としっかりと。 手を離すのは立ち止まっているときだけ。
そんな状態なのだが、俺を掴む手から伝わってくる歩くペースは、何故かちょっと速い。 ずっと引っ張られている感じ。
いや、そんな状態だからこそ、なのかもしれない。 初期の動歩行ロボットと同じで、ゆっくり歩く方が難しいのかも。

そんな散歩の途中で見つけた、脱皮したショウリョウバッタの抜け殻。

抜け殻から少し離れて、羽が伸びるのを待つショウリョウバッタ。
しかし見るたびに感心するが、羽の変化は凄い。 最終的に7cmを超えようかという羽が、最終齢の幼虫の1cmに足りない小さな三角形の中に収まっているのだから。
バッタの羽は、鳥と違って、傷んだらもう治せない。 一夏をなんとか乗り切るだけの最低限として実装されている。 それでも、飛べるってのはちょっと羨ましいな。