読売と日経と朝日がWebでの記事掲載で提携し、3社の主要な記事や社説の読み比べをできるようにするのだそうだ。
産経と毎日が入ってないのは、入れてもらえなかったのか、自ら断ったのか。 ああ、こっちはこっちで、Microsoftと提携するんだったっけ。
ま、それはそれとして、提携する意義はそれなりに有ると思う。 これまでにも、特に読売と朝日は、同じ事柄について正反対を主張する社説を掲載したりしていたし。 以前、何に対してだったかは忘れたが、読売が朝日に対して公開質問状を投げかけ、朝日がこれを黙殺したことがあった。 提携すれば、少なくとも黙殺はできなくなるだろう。
けどまあ、 「それなり」 止まりなんだろうとも思う。 「提携」 ってのは、意地悪な言い方をすれば 「談合」 なんじゃないの? これまでは記者クラブとして入り口で談合(提携)していたのを、今度は出口でも談合(提携)するってことだろ? なんてさ。
結局、この提携の唯一の成果が、 「在日南北朝鮮人が犯罪を犯した場合、通名と本名が同時に分かるようになります」 なんてことになったりする予感。
そうそう、産経新聞で思い出した。
大阪府摂津署は16日、夫を絞殺したとして、殺人の疑いで、大阪府摂津市鳥飼下、無職谷口キヨ子容疑者(61)を逮捕した。
調べでは、谷口容疑者は15日午後、自宅1階の居間で、夫の勉さん(65)に睡眠薬を飲ませ、首をタオルで後ろから絞めて殺害した疑い。
勉さんは2年ほど前から糖尿病と脳梗塞を患っていたという。 キヨ子容疑者は 「食事制限があるのにほかのものを食べさせろと文句を言われたり、殴られたりして、喧嘩が絶えなかった」 と供述しているという。
これは、先月16日付で産経新聞のサイトに掲載されていた 糖尿病の夫絞殺の女逮捕 と題した記事。 この記事に、何の関係も無い福田首相の写真が添えてあった。 隣の誰かと話しているところらしい、笑顔の福田君。 容疑者か被害者の写真を掲載するところを、単なるミスで福田君にしてしまったのだとは思うが、ミスとしても酷過ぎ。 とは言え、酷過ぎるからこそ、単なるミスだと判断することにもなるのだが。 これが印象操作の積もりでやったのなら、やった奴はただの馬鹿。
写真はすぐに差し替えられたらしいのだが、何に変わったのかは見逃した。