前日の酒と寝不足でよろよろしながらも、9時に(ちょっと遅れて)川崎についた。
「おはようございます」
「あっ、おはようございます。 すいません。 今日できないんですよ」
「はっ?」
「データ来ないんですよ」
「えっ、なんで?」
「向こうが休みなんだそうです。 わざわざ来てもらったのに…」
だそうだ。 なんてこった。 先週半ばに急にデータフォーマットの全面変更を言われて、運用が今日からだからとせかされて、どうにか(実は余裕だったのだが)プログラムの改造を間に合わせて、それでなくても少ない気力を振り絞って早起きして、川崎まで(ちょっと遅れて)やってきたらこのざまだ。 笑い事じゃないんだけど、もう大笑い。 それで、午後から予定していた別件を午前中に済ませて、川崎を出たのが10時ぐらい。 休み明けの水曜日に、また朝から川崎だ。
割と綺麗なサッカーのフリューゲルスが、ださくて泥臭いサッカーのマリノスに吸収されるのは、フリューゲルスのファンとすればやっぱり嫌だろう。 だからといって、元に戻せと泣いたり喚いたりしているのは、時間の無駄でしかない。 存続を望むなら、そのための道を探せ。 うだうだやってる暇はないはずだ。
せっかくだから、俺もちょっと考えてみよう。
まずは現状の把握から。 横浜フリューゲルスの場合は、企業からの収入が約5割,入場料収入が3割強なんだそうだ。 フリューゲルスは観客の入りがいい方なんだけど、それでもやはり、慢性的な赤字。 これじゃあ確かに共同スポンサーの片方が降りちゃったら、やってけないな。
では、どうすればいいか? すぐに思いつくのは、新しいスポンサーを探すこと。 んが、企業名を極力表に出さない今のあり方では(それは決して悪いことではないと思うが)、この不況下で、新しいスポンサーが付くことはまずないだろう。 それに、新しいスポンサーが付いても、チームの収益構造が変わらない限り、また今回のような問題が起きる可能性は無くならない。 それじゃ駄目だ。
では、入場料を上げるか。 入場料を倍にすると、ものすごく短期的(存続させようという熱気が続く期間)には、入場料収入が倍になるが、その後は観客が入らなくなるだろう。 それでなくても、入場料をもっと安くしろって言われてるのだから。 1チームのために、Jリーグ全体の沈下を招くようなことはできない。 ということで、これも駄目。 うーん、見通し暗いなぁ。
横浜フリューゲルスってぐらいだから、横浜市営にするってのはどうだろうか。 横浜市って、何十億って金をつぎ込んでいろんな建物を造ってるけど、そんなところに回す金をフリューゲルスにね。 あと、横浜の企業に、フリューゲルスに出資させるとか。 ただし、それを地域文化振興のためとして、法人税を軽くするとかの優遇措置をとる。 これなら企業名も出てこないし、地域密着というJリーグの趣旨にも沿っている。 何とかなりそう気配がするぞ。
さらに一つ思いついた。 国営にする。 自衛隊 だ。 何しろここは景気に関係ないし。 なんだか金も余ってるらしいし。 サッカー選手は陸上自衛隊員(一番暇そうで、一番走りそうだから)という扱いにして、ホームは各駐屯地。 移動は輸送機でびゅーん。 沖縄から北海道まで適度にチームが分布して、結構いい感じ。 これは本当に何とかなりそうな気がするな。 JリーグのJは、自衛隊のJだね。