引き籠りを目指す
連休だからどこに行きたいとか、特に無い。 ホキ美術館の収蔵品をbunkamuraで展示するのは行きたかったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止で、展覧会はどうやら中止になるらしい。 なので今日も近所を散歩。
しかし振り返ってみれば、なんかもう本当に引き籠りの日々だな。
リモートワークで職場に行かない時は、外に出るのは買い物に行く時だけ。 寄り道とか一切無しで、まっすぐにスーパーに行って、まっすぐに帰ってくる。 時間にして30分弱。
買ってくるのは、その日の夜と翌日の朝とをそれぞれ二人分。 それと自分の昼食。 うっかり買い置きすると俺がいない隙に父が食べてしまうので、冷蔵庫の中が基本的にガラガラになるようにしているのだ。
リモートワークがもっと進むと、家に父だけがいるタイミングを減らせるので、買い置きでも問題なくなるだろう。 そうなるとスーパーに行くのも、毎日じゃなくて週に2回ぐらいに減らせるかもしれない。
いっそネットスーパーで完全引きこもりを目指すか。 と、調べてみたら、俺の家だとイトーヨーカドーかイオンが使えるらしい。 この選択肢ならイトーヨーカドーだろうか。 イオンはなんかイメージ悪いんだよな。

高幡不動のシャガ。
花も葉も元は同じで、ある種のスイッチが入ることで花になると聞いたことがある。 放送大学だったかな。
このシャガもそうだが、派手な花は確かに何かスイッチが入ってしまった感がある。 しかし、葉になるかもしれないものにスイッチが入って花になるってのは、葉と花との見た目ががあまりに違って、ちょっと納得し難いものがあった。 全然違う生き物に乗っ取られて遺伝子から作り変えられたのが花だと言われた方が、まだ納得できそうな気がする。
でも考えてみれば、人の目と髪の毛なんかも、元は同じものに違うスイッチが入った結果なんだよな。 こっちの方が、植物の葉と花よりも遥かに差が大きいだろう。 違いの大きさに納得できない自分自身が、より大きな違いを抱えていて、しかもそのことに気付いていないとは。
まあ、世の中だいたいそんな感じなんだけどさ。 いつの間にか乗っ取られて、遺伝子から作り変えられているのだ。

高幡不動の池の亀。
天気のいい日によく甲羅を干している亀が、今日はなぜか甲羅に泥を乗せていた。 しかもなんかこの泥が落ちるのが嫌なようで、頻繁に泥に潜り込んでは乗せ直していた。
きっと何か意味があるのだろうが、何の意味かはさっぱり判らない。