年明けにいきなりだが、毎年、年末にたくさん有名人が死んでる印象がある。 単に寒いからという理由なら年明けの方が多くなると思うのだが、印象に残っているのは年末の死。 実際はどうなんだろう。 印象と実際はけっこう違うことが多いからなぁ。 年末はいろんな番組でその年の総括をするから、その中で印象が強化されているだけなのかもしれないな。
去年の年末、飯島愛が死んだ。
俺にとっての彼女は、まず顔があんまり好みじゃない上に脱いだらガッカリおっぱい。 なもんで、彼女のAVは二作を見て打ち止め。 って、ガッカリなんて言いながら二作も見てるわけだが。 ま、そんなことはどうでもよくて、最近見つけたのが、彼女が台湾の占い師から死を予言されていたって動画。
私こないだね、すごい有名な台湾の、すっごい予約をしないと… まあ、3年後に超ご期待なんだけど。 死んじゃう、みたいなこと言われたの。 超ご期待。 3年後にこの映像使えるかもしれないけど。 いなくなるって言われたから。 それは芸能界からですか? って訊いたら… どっちも拙いんだけど… どこから? って訊いたら、 「死ぬときは何も持って行けませんよ」 って言って、その人、あたしの顔見て泣き出すの。
彼女の言葉をピックアップすると、だいたいこんな感じ。 SMAPの中居が司会をしてる番組の中で、 「こっちが泣きたいよ!」 なんて言ってた。
番組が実際に放送されたのは6年ぐらい前のようで、 「3年後」 というのは外れているわけだが、まあ、あんまり気持ちのいいものではないな。
その繋がりって訳でもないのだが、その後、心霊写真なんかを探して回っているうちに見つけた、幽霊の話。
ある有名な心霊スポットへ、深夜に車で行ってみたんですよ。
トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。 と、目の前にふっと女の人の白い影が。
あ!と思って、慌ててブレーキを踏んで降りてみたところ、そこに人影はなく、目の前は崖。 ガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら落ちてしまっていたかもしれない。
「あの幽霊は助けてくれたんだ」
そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についた。
トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に先ほど目の前を横切った女の人の姿が…。 その女の人はこう呟いた。
「…死ねばよかったのに」
「いや、でもホント助かったよ、ありがと」
「ば…ばかっ、あんたなんか死んじゃえばよかったのよ!」
「お礼しないとな。 また来週来てもいいかな?」
「ダ、ダメ! また落ちそうになったら危ないわっ!」
翌週、なんか弁当用意して待っててくれました。 作りすぎただけで、けっして僕のために用意したんじゃないそうです。
意表を突く展開に、思わず笑ってしまった。 さんざん笑った後でしみじみと思ったのだが、テレビの向こうの人の死ってのは、俺にとってはとても軽いことなんだよな。