何年か前、富山に出張に行った時、確か越後湯沢を過ぎた辺りだったと思う。 生まれて初めて2階にまで届く積雪を見て、ちょっとしたショックを受けたのだった。 雪も凄いが、ここで暮らしている人も凄いよな。
読売新聞から。
1月末に北陸地方を襲った大雪のため福井県内で立ち往生した、富山発大阪行き特急 「サンダーバード40号」 の乗客の女の子から、除雪中のJRの鉄道マンに、窓越しにお礼の手紙が向けられていた。 心温まるメッセージに、凍える寒さの中で除雪作業にあたった社員たちは感激したという。
〜中略〜
31日夕、今庄駅に応援で派遣されたJR西日本金沢支社・運用車両課の長沢篤志さん(38)は、辺りを真っ白に埋め尽くした雪に 「正直、電車が出られるのか」 とぼう然としたという。 除雪を始めて数時間後、背後で 「ドンドン」 という音がして、長沢さんが振り返ると、小学生ぐらいの女の子が窓越しに、 「がんばってくれてありがとう☆ おしごとがんばってください☆ ☆みんなより☆」 と書いたA4判の手紙を向けていた。 女の子は、にこっとほほ笑み、長沢さんも思わず笑顔を返したという。
遠い昔、POSシステムの現調の手伝いで関東一円の店舗を回っていたとき、店員の女の子から 「これ、凄いですよね。 今までレジ打ってたのが、ピッてやるだけになっちゃって。 すっごい便利で助かります」 なんて言われて、嬉し恥ずかしだったのを思い出した。 その子が3割増ぐらいで可愛く見えたんだよな。
でもその後で、こうしたシステムが導入されるのが人件費抑圧のためで、ひょっとしたらこのために彼女が職を失うことになるのかもと思い至って、ちょっと微妙な気分になったのだった。
その点、除雪は、感謝されれば純粋に喜んでいいんだよな。 寒い中で除雪作業している時にこんなことされたら、そりゃ嬉しいし、もうちょっと頑張ろうって気にもなるだろう。
ところで、この記事だが、窓越しに手紙を見せてる写真が付いている。 この写真がまた心暖まる感じで、だから逆に、微妙な引っかかりを感じてしまう。 写真を撮ったのは誰なのだろうか。 この事件(?)は、どういったルートで読売新聞に伝わったんだろうか。 ひょっとしてヤラセか?
逆に、馬鹿過ぎてヤラセを疑ってしまう記事も。 毎日新聞から。
霧島山系・新燃岳噴火を巡り、前民主党衆院議員の河上満栄(みつえ)氏(39)がツイッターに 「牛や鳥を大量に殺処分して、命を粗末にしていることに宮崎の大地の神様が怒り猛っているように感じる」 と投稿していたことが分かった。 宮崎県の口蹄疫と鳥インフルエンザ感染に伴う家畜の殺処分を噴火と結びつけた内容に、地元で反発の声が上がっている。
河上氏は4日に投稿。 毎日新聞の取材に 「命を尊ぶ意味を考えようというメッセージのつもりだった。 しかし畜産業者もつらい思いをしており、配慮が足りなかった。 傷つけてしまったなら大変申し訳ない」 と話し同日、投稿を削除し、自身のホームページにおわびを掲載した。
河上氏は09年衆院選の比例代表近畿ブロックで初当選。 10年参院選の京都選挙区にくら替え出馬し落選した。
殺処分を積極的にすすめたのは、民主党政権だろ。 宮崎はむしろ抵抗していたじゃないか。 というか、口蹄疫自体が、民主党議員の口利きでやってきた韓国人が発端だったんじゃなかったか? 民主党は天罰の地上代行者だとでも?
ま、それはそれとして。
この手の謝罪でよく使われる 「傷つけてしまったなら」 とか 「不愉快な思いをさせてしまったなら」 とかのフレーズだが、どうなんだろう。 謝罪する側としては、本意ではなかったと強調したいから言ってることなんだろうが、これがまた余計に不快な思いをさせないだろうか。 「言いたいことはそこじゃないんだし、そんなことで傷付いたりするなよ」 みたいなニュアンスを感じるのだが。 それとも、そう感じるのは俺がひねくれているからか?
百草園に行ってきた。
梅祭りということだが、梅にはまだ少し早い。
蜜蜂じゃなくて密蜂。 直訳するなら Japanese Secret Bee か。 ちょっと見てみたいかも。
蝋梅。 可愛い。