1999 06 05

ちょっと怖い話の1

大学1年のとき、寮で同室だった先輩から聞いた話だ。

夏休みのこと。 夏休み初日にほとんどが帰省するなか、同室の友人と自分は寮にまだ残っていた。 その友人は、いじめにあっていた。 いじめといっても、いじめてる方ではいじめとは思ってないようなものだったと思う。

夏休み2日目か3日目、その友人が自殺した。 寮の物干場で首を吊って死んでいるのを、寮に残っていた別の人が発見した。

その日、自分は外出していて、その騒ぎの最中に戻ってきた。 部屋に入ると、友人の机の上に遺書が置いてあった。 遺書の中身を直接見てはいないが、誰にどんな風にいじめられたというようなことが、実名で書かれていたらしい。

家族が呼ばれ、遺体と遺品を引き取っていった。 家族に対して学校側からどんな説明があったのかは知らない。 その後、 遺書は無かった と発表された。

ニュースで、 「警官が、拳銃で自殺した。 遺書はなかった」 と言っていた。

そういった話(つまり、組織内部で起こった自殺に対して、遺書が無かったとその組織の側から発表されるパターン)を聞くと、どうしても疑惑の目で見てしまう。

+

盗聴法案。 盗聴が禁止される対象として、医療関係や弁護士の他に宗教があった。 この辺になんだか判りやすく公明党を感じるのだが、そりゃ俺の気のせいか? しかしあの法案は、捜査する側からすれば、盗聴規制法案って感じなんだろうな。