2009 09 05

罰か教育か

9月3日の毎日新聞によると、

全国で初めて性犯罪を審理する青森地裁の裁判員裁判は、6人の裁判員の構成比が、男性5人、女性1人となった。 選任手続きに出席した裁判員候補者34人から抽選した結果だが、女性被害者が圧倒的多数の性犯罪事件で、男女比が偏ったことは、様々な議論を呼んでいる。

だそうだ。 日本の女性の淫乱振りを世界に発信していた毎日新聞だけに、いったいどこでどんな議論を呼んでいるのか、或は呼んでいないのか、気になるところだな。

ま、それはそれとして。 男女比が偏ることで、性犯罪の審理に影響が出るだろうか。 匿名掲示板ならともかく顔突き合わて話し合うような場では、男は女の味方をするだろうし、女はもちろん女の味方だし、男女関係無く被害者の女に有利な気がするのだが。 被害者が男の場合はこの限りではないが、こうした事件の被害者に男は想定されてないし。

一般的なケース、つまり加害者が男で被害者が女であるとして。 判決の結果として被告が受ける刑罰は、その名の通り罰なのか、それとも更正のための教育なのか。 この辺りに、裁判員の性別の偏りがちょっと問題になるかもしれない。 罰であれば、受けた痛みがより分かるであろう女が少ないのは、よろしくない。 教育であれば、動機をより理解できるであろう男が少ないのは、よろしくない。

ところで、こうした事件だけ被害者が匿名ってのは、どうなんだろう。 それは 被害者の差別 ではないのか。 なぜ全ての被害者を匿名にしようと言わないのか。 押尾の件で死んだ女を、もうとっくに名前が分かっているのに 「女性」 としか言わないマスコミに意見を聞いてみたいものだな。