菜亀(ナガメ)。
菜の花に着く亀虫でナガメ。 理由を聞けば納得の名前だが、理由を聞かないとさっぱり判らない。 人の顔みたいだなと思って写真を撮ったのだが、撮った後になって、同じことを考えて前にも撮ったことを思い出した。
ちなみにこいつらはこのまま冬越しする。 寂しいからか、越冬に適した場所だからなのかは判らないが、たまに集団になっている。
紋白蝶(モンシロチョウ)。
この時期、交尾しているところをよく見かける。 こいつらを見たときも 「またやってるな」 程度で、写真に撮ろうと思ったのもなんとなくだったのだが、近寄って見て驚いた。
雄が浮いている!
いや、浮いているって表現は微妙だが、右側の雄の足は何も掴んでないのだ。 繋がった生殖器のみで体を支えている状態。 なんかちょっと凄い。 人間だったらどんな状態なんだろうと考えて、思わず半笑い。
こいつらは蛹で冬越しする。 交尾の後で産んだ卵から孵った幼虫が何度か脱皮して蛹になっての越冬。 実は結構忙しい。
姫裏波蛇目(ヒメウラナミジャノメ)
蛇の目のような模様があるから蛇の目。 羽の裏側が波のような模様になっているから裏波。 それらの特徴を持つ小型の種だから姫。 と、特徴だけで構成された名前。 分かりやすい。
羽化してからしばらく経つと、どこかしら羽が傷んでいるものだが、ここまでボロボロなのは珍しいんじゃないだろうか。 一体こいつに何があったのか。
この姿で交尾の相手が見つかるのだろうか。 こいつらも蛹で越冬するので、あまり時間は無いのだが。