ちょうど躑躅が見頃。
と、新聞か何かで見たのを思い出して、塩舟観音に行ってきた。 ここは、普段は入場無料なのに、躑躅の季節だけは金を取るのだ。 って、文句があるなら行かなければいいようなものだが、そんな強気に出れる躑躅がどれほどのものかは気になるのだな。 まあ、金を取るとはいっても300円と安いのだが、その安さに逆に微妙な敗北感を感じたりするのだった。
青梅線河辺駅から、躑躅祭りの時期は臨時バスがでている。 で、塩舟観音入り口という判り易いバス停で降りるのだが、そこから10分ぐらい歩かないと辿り着かないのもバスの常。 これだからバスは…
まるで漫画のキャラクターのように、全身傷だらけの金剛力士像。
「傷だらけの」 をつけると、たいていのことはかっこ良く聞こえるんだよな。
蟻地獄。 久しぶりに見た。
ところで地獄だが、灼熱地獄なら熱で、針山地獄なら針で、と地獄の前の言葉が責め方を示しているんだよな。 この流れだと、蟻地獄は大量の蟻に外から内から体を喰われたりする、それはそれは恐ろしい地獄のようだが、蟻地獄に限っては逆で苦しめられるのが蟻。 何故だ。
一面の躑躅。 窪地の内側の斜面にびっしりと、奇麗に手入れされた躑躅が並んでいる。 外から見た時の寂れた雰囲気とのギャップもあって、園内に踏み込んだほとんどの人が 「うわぁ」 なんて声を上げていた。
丘の上にある鐘突き堂から見た景色。
早くも働く蜜蜂。
一番奥の高台にある観音像。 割と大きい。
入り口近くの本堂の中にある観音像。 大仏(?)と比べると、大きさは圧倒的に小さいが、文化財としての価値はこっちの方が上らしい。
入り口の横にある散髪屋。 英語のBarBerと屋号みたいなのとが並んで、何だか微妙な雰囲気になっていた。 田舎の散髪屋には珍しく、くるくる回るねじねじも無い。
そうそう、初期の散髪屋は外科医や歯科医などの医者も兼ねていることが多かったのだそうだ。 散髪屋の店先でくるくる回っているのは、血と包帯を表すものらしい。