昨日、あっちこっちの美術館に行った時に持って帰ったパンフレットを整理していたのだが、その中に府中市美術館でやっている 動物絵画の250年 があった。 割と近所だし、今日までだし、せっかくなので行ってみることにした。
郊外の美術館ということもあってか、館内は人が少なく、自分のペースでゆっくり見ることができた。 受付のおばさんに 「展示品を見てクイズに答えると記念品を差し上げます」 と回答用紙を渡されたので、一通りゆっくり見た後、クイズに答えるために幾つかピンポイントで見て回ったのだが、クイズのネタになっている作品の前はちょっと人が多かったな。 クイズは1問不正解。 記念品は絵葉書。 正直微妙。
展示品はそう多く無い。 というか、パンフレットに載っているのに展示されてないものも。 ちょっと納得いかない思いで案内をよく見ると、前期と後期で展示品が切り替えられていた。 何故? 全部を一度に展示できるだけの広さがあるのだから、一度に見せればいいのに。
前期を見てないので確かなことは判らないが、後期のメインはたぶん虎。 虎のコーナーにはいろんな人が描いた虎がずらりと並んでいて、なかなか壮観だった。 しかし、描かれている虎自体は微妙なものが多い。 実物を見たことがないだろうしリアルさに欠けるのはしょうがないのだが、迫力という点でも今一つ。 むしろ妙に可愛らしかったりする。 想像のベースが猫だからだろうか。
よく見かける動物はなかなかリアル。 って、そりゃ当然か。 魚が微妙なのは、観察場所が主に魚屋や自宅台所だからだろうか。 死体としては見ていても、泳いでいる姿は想像なんだよな。
擬人化されたのも幾つかあった。 鳥獣戯画とは違う方向性だけど。 着物を着た半人半猫とか、グインサーガの猫版あるいはリアルなドラミちゃんといった風情で、これがもう全然可愛く無い。 むしろ気持ち悪い。 まあ、可愛く描くつもりなんて欠片も無かったんだろうけどさ。
常設展の方は、これといって印象に残るものはなかったな。
行きは東府中駅で降りて歩いたので、帰りは府中駅まで歩いてみた。 途中、遠い昔の仕事帰りに、散歩を兼ねての遠回りでよく歩いた道にでた。 道って、何かこう記憶を掻き立てるものがあるんだね。 その当時のことが次々と頭に浮かんできて、何だか酷く懐かしい気分になった。
府中市美術館。 結構広い。
吉田製作所。 凄く狭い。
夕方、干してた洗濯物を取り込もうとベランダに出たら、こんなことになっていた。 仲が良さそう。
休みも今日まで。 明日からまた仕事。