2005 02 07

チマチョゴリは切られているのか

試合を数日後に控えて、いろんなところで北朝鮮サッカーチームが特集されていたりする。 「ベールに包まれた北朝鮮チームを徹底取材」 とか。 当然のように、そこにはメディア間,会社間の競争もあって、 「一部メディアで『空白の6時間』と報じられた時間を、我々は特別に取材を許可されていました」 なんて言ってるところもあったりする。

で、ふと疑問なのだが、こういった取材で得た情報ってのは、日本のサッカー関係者に渡っているのかな。 それとも、ただ単に報道としてのみ提供して、サッカー関係者であっても、知りたきゃニュースを見てくれ記事を読んでくれで終わりなのか。 取材映像の前後のコメントとか、記事の結びとか、まるで日本チームのためにやっているような言葉があって、ちょっと気になってしまうのだ。 商売のために善意や正義を謳うことに今更文句を言ったりはしないけど、やっぱりちょっと気になるのだな。

在日朝鮮人の北朝鮮代表がインタビューに答える中で、 「北朝鮮絡みで何かあるとチマチョゴリが切られる」 と言っていた。 これ、朝鮮総連なんかは随分前から言っているのだが、その件数は嘘臭いよな。 過去に一度も無かったとは思わないが、彼らが言うほど多くも無いだろう。 そんなのがあると言っていたあのサッカー選手は、伝聞として知っているのか、実際に切られた人を知っているのか、どっちなんだろう。

一度も無かったと否定しないのは、単に痴漢行為として、かつて何度かあったのではないかと思うからだ。 女の子の服を切りたい願望を抱えている奴がいて、いかにも切り易そうなチマチョゴリに手を出すとか。 それはミニスカートだから痴漢に遭うってのと同じ。 切る奴は、北朝鮮絡みで何かあったときなら、 「これは北朝鮮への抗議なんだ」 なんて理由にしたかもしれないが、それはまず 「とにかく切りたい」 という欲望があって、そのために何でもいいからと持ってきた理由。 北朝鮮だからってのは全然積極的な理由じゃない。 もともといろんな料金を払いたくないところに、不祥事といういい口実ができたから、とりあえずNHKの受信料は払うのを止めるってのと同じ。

そうそう、NHKの受信料ってのは、厳密には機器に対してかかるものらしい。 受像機1台に1口。 テレビが見れる携帯電話なんかは、どーゆー扱いになるんだろうな。