七夕
隣の島から聞こえてくる声。
「最近は、七夕の織り姫と彦星の関係を知らない人が多いんだってさ。 お前、知ってる?」
「織り姫と彦星…俺も知らないな。 兄弟?」
「夫婦だよ。 そのぐらい知っとけよ」
「知らないよ、そんなこと」
毎年やってる行事だし、知らないってことはないだろ。 と、最初の言葉を聞いた時には思ったのだが、直後に 「俺も知らない」 ときて、かなりびっくりしたのだった。 そうか、知らないのか。
その七夕。 毎年白紙提出だった短冊に、今年は書くことがある。
- 右肩の痛みを治してほしい。
- iPhone4がほしい。
- 金魚の左目を治してほしい。
何故か判らないが、先週からずっと右肩が痛い。 普通にしてれば何ともないが、右手を上げるとちょっと痛む。 手を挙げることはあんまりないのだが、昼休みに寝る時、腕を枕にするとちょうど痛む角度で、地味にダメージだったりするのだ。 何とかならないかな、織り姫。 治るまで右手の代わりになってくれるのでもいいかも。
夜は雨。