2013 12 07

要介護1

介護保険の要介護度の判定結果は、要介護1だった。 判定結果と一緒に市内の介護事業者のリストが同封されていた。 ここからどれかを選んで連絡し、どのような介護サービスを受けるかを決めることになるのだな。

リストは大きく2種類に分かれて、A4の裏表に並んでいた。

小規模多機能居宅介護事業所は制度的に新しいようで、数は他方の1/6ぐらい。 具体的に何がどう違うのかさっぱり分からないので、それぞれの枠から一つずつ、来週早々に家から近いところに連絡してみよう。

それにしても、これだけ沢山あるのに、どこも受付が平日の日中ってどうよ。 デイサービスを求めているのは、平日日中が仕事なんかで埋まっている人だろう。 そういった人たちが連絡しやすいような体制になっていないのは何故なのか。 って、そりゃ介護保険を使ってほしくないからか。

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耳の調子が悪いという父を連れて耳鼻科へ。

この耳鼻科、年寄りが一人で診ているせいか、一人の診察に随分時間がかかる。 なのに土曜日は午前中のみ受付で、平日来れないらしい人達が次々とやってくる。 11時前に行ったのに、終わって外に出たのは2時近くだった。

高幡耳鼻咽喉科

病院の外に出たら、ドアの外に椅子がずらりと並んでいた。 人気レストランの昼時みたいだな。 まあ、待った先にあるのはきっと楽しいことではないのだが。 こんな寒いところで待たされたら病気が悪化する一方だよな。

そうそう、この耳鼻科は子供も積極的に受け付けているようで、子連れが沢山来ていた。 一口に子連れと言うけど、ダイナミックレンジは激しく広い。

子供が絵本のページをぐしゃっと握り潰してめくるのを、止めもせず潰すに任せている夫婦。 絵本を読むというより紙を握り潰す感覚が楽しくてやっていて、親もそれを分かって新しいページを差し出しているように見える。 そんな扱いを見て家からもってきた本かと思っていたら、名前を呼ばれたときに絵本を病院の本棚に返していた。 自宅でも、自分の家の本をあんな風に扱うんだろうか。

奇声を上げて騒ぐ上の子を放置し、ずっと下の子の相手をしている母親。 下の子は、わざわざ上の子の分まで本棚から本を持ってきて渡し、上の子はその本を拒否してまた騒ぐ。 これ、手段が違うだけで兄弟ともにアピールをしてるんだろう。 上の子は診察の最中もずっと騒いでいて、 「もうちょっと静かに待てないの?」 と看護師から叱られていた。

あれも嫌、これも嫌… と地味にぐずり続ける娘を、能面のような無表情で無視する母親は、10代から20年ぐらいギャルをやってますといった風情。 場違いなミニスカートのせいで、子供を抱き上げたり下ろしたりする度に、だらしないパンチラを待合室に披露していた。 緩み切ったタイツ越しに透けて見えるパンツという本当にだらしないもので、思わず眼を背けてしまう。

そんなのを立て続けに目にすると、常識的な対応をしている親が物凄く優秀に見える。 両隣に子供を座らせ、騒ぎそうになれば注意し、小声で絵本を読み聞かせているとか、もうラファエロの絵かと思うレベル。 って、いくらなんでもラファエロは言い過ぎか。

まあでも、どうなんだろう。 まともな親に常識的に躾をされた子供の方が、何となく苦労が多い人生を歩みそうな気もするんだよな。