水戸黄門がこのシリーズで終了との記事を見て、 「よいよう見るものが無いようになったのぉ」 と嘆く父。 当然、水戸黄門が大好きなわけだが、実は最近はあまり見ていない。 「最近の助さん角さんはだめじゃ。 由美かおるも出んようになったし、あんまり面白うない」 とのこと。 昼にやってる再放送は欠かさず見ているらしい。 そっちは面白いそうだ。 たまに父に付き合って見ている俺からすれば、今も昔も大差無いのだが、そこはマニアと素人との違いなんだろう。
さて、前から思っていたのだが、長いシリーズの終了を記念して、一度 「裏水戸黄門」 なんてやってくれないかな。
行く先々で何故か悪人退治となる旅路。 最初は、苦しむ民衆のためになった喜びが大きかったが、或る日ふと疑問に思う。 何故こうも行く先々で問題に遭遇するのか。 旅立つ前は良い評判しか聞いていなかった所でさえ、行ってみれば代官や家老が私腹を肥やしていたりする。 それほど政治や社会が腐敗しているのか。 振り返ってみれば、悪人は権力のある者ばかりだった。 ならば立場が悪を生むのか。 そうであれば、将軍や御老公など許し難い悪人でなければならないが、そのようには見えない。 目の届き難い地方だからか。 その可能性はあるかもしれない。 いや、そうであれば、これまで悪を排除してきたところも、また同じように悪が入り込んでくる可能性が高い。 これまで、一度悪を取り除けばもう解決したつもりでいたが、それで安心するのはあまりに無責任なのではないか。
そう思い立つともう行動が抑えられない真っ直ぐな生まれ。 御老公お付きの仕事が暇なのを幸いと早速旅支度を整えて、かつて旅した道を再び辿る旅に出るのだが。
旅先で改めて知ったのは、思っていたのとは少し違った事実。 私腹を肥やしていた悪代官が、実は幕府の推挙で代官になっていたとか。 金山や特産品が、事件の後で幕府直轄になっていたとか。 厳しい沙汰となったはずの城代が、名目上は降格だが実質は優遇である江戸詰めになってのんびり暮らしているとか。
そんなのばかりを目にして、これまでとは違った疑問がわいてくる。 あれは仕組まれた悪人退治だったのではないか?
そんな感じで、角さんあたりを主役に。
もうちょっと違った方向で、悪人退治がただの接待だったってのもいいかも。
ただ旅をするだけではつまらないという御老公のために、柳沢吉保はあらかじめ手を回し、悪人を仕立て上げて退治させるよう藩に命令する。 命じられた側は当然困るが、江戸の意向には逆らえず、泣く泣く悪人を仕立て上げて退治される。
みたいなの。
まあ、どっちにしても、父に受けないことだけは確かだな。
フジテレビの韓国まみれに対して、台場で千人規模のデモがあったそうだ。 そして、この手のデモではいつものことだが、大手メディアからはスルーされていた。 意思表示はいいと思うが、やってもスルーされるのは判っているだろうに、なんで毎回同じ方法なんだろうね。