蜻蛉
片倉城址公園に行ってきた。 ぶらり途中下車の旅で菖蒲が満開なのを見て、ちょっと行ってみたくなったのだ。 んが、テレビの中では盛りだった菖蒲も、実際に行ってみれば一輪を残すのみだった。 背景に選挙の候補者をはる板が見えたから、収録と放送の時間差はそんなにないと思ったのだが、花の盛りは思った以上に短かったらしい。
その代わりという訳でもないだろうが、蜻蛉がたくさん飛んでいた。

秋茜(アキアカネ)かな。 4cmぐらい。 これからもう少し赤くなるはず。
秋茜の他にも、夏茜とか深山茜とか、赤蜻蛉って女の子みたいな名前が多いよな。

羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)。 7cmぐらい。 水辺の木陰によくいる。
飛ぶのが遅いせいか、警戒心が強い。 ちょっと近付くとすぐ逃げる。

大塩辛蜻蛉(オオシオカラトンボ)。 5cmぐらい。 どこにでもいる。
体表に塩が付いているようだから塩辛なんだそうだ。 食べ物の塩辛とは何の関係も無いらしい。

根黄蜻蛉(ネキトンボ)? と、その後ろで交尾中の青糸蜻蛉(アオイトトンボ)。
「え?
ちょっと、こんなとこで?」
「大丈夫、大丈夫、見てないって」
みたいな状況。

鬼蜻蜓(オニヤンマ)。 10cmぐらい。 全くパトロールする気がなさそうだし、小さいし、小鬼蜻蜓かもしれない。
巨大なレンズで鳥を撮りにきた人たちが、鳥が来なくて暇なもんで、こいつを撮っていた。

黒糸蜻蛉(クロイトトンボ)。 3cmぐらい。 弱そう。 でも、かなり近寄っても逃げない。

蜘蛛の悩みは、せっかく作った巣をすぐに壊されてしまうこと。 壊すのはたいてい人間の男。 奴らに巣を壊されないようにするには、どうすればいいか。 そんな試行錯誤の末に辿り着いたのが、これ。 脱ぎかけのレースの下着風。 少なくとも俺には壊せなかった。 なんか恥ずかしい。

ところでこの像だが、こんな場所にあるんだよね。 窓を開けるとこれって、なんかいろいろ微妙に気まずいんじゃないかと思うのだが。
煙草を吸おうと窓を開けて、この像を見て、奥さんを見て、ふっと小さく溜息を吐いて遠い目…
「なに? 溜息なんか吐いちゃって」
「ん? あぁ、いや、何でも無い…」
向かいの家のそんな一コマを想像してしまう。