墓地の一角に、小山のように密集している地蔵、観音像、仏像。 反対側に回ってみると、いくつか卒塔婆っぽいものが並んでいたので、これもまた墓なんだろう。 見ているうちに、芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」を思い出した。
水瓶の絵。 パンダが斜めを向いているところ。
最初に見たときは、眼の周囲の黒い部分が正面だと思った。 縦に裂けた口。 或いはコアラのような鼻か。 目は耳の部分。 隣の瓶には竜が描かれていたこともあって、これも、パンダに似た想像上の動物だろうと思った。