2012 02 11

橋と風車

明日開通の東京ゲートブリッジ。 明日開通ですというニュースを見て、急に実物が見たくなったのだった。

で、見に行ってきた。 新宿から臨海線に乗り換えて、終点の新木場で下車。

新木場には初めて降りたのだが、適度に寂れてて良い感じだった。 海の近くらしく物流倉庫が立ち並ぶ中に、かつての木場の名残が見えたりして。 ま、地元民にとっては、寂れて良いことなんて無いんだろうけどさ。

倉庫や工場の境界となるブロック塀がどれも大きく歪んでいたのは、先の地震の被害だろうか。 いかにも液状化といった感じで、マンホールだけが10cmぐらい浮き上がっているところもあったな。

風車

遠くから眺める風車。 周辺の建物と比較すると、その大きさがよく判る。

東京ゲートブリッジ

遠くから眺める東京ゲートブリッジ。 こちらは、あまり大きさが伝わってこない。

ところで、風力発電の風車のように巨大だけど単純な建造物って、何だか現実味が無いよな。 巨大なりの細かさが見えると、巨大であるということに納得できるんだけど、それが無いと巨大感が実際の巨大さと巧く釣り合わない感じなのだ。

巨大なりの細かさってのは、例えば継ぎ目とか。 映画で言うなら、エンタープライズ号よりもスターデストロイヤーの方が大きな感じがするのは、表面のディテールが細かいからだと思う。

逆に、そういった細かいのをごっそり排除すると、非日常感が出せるのだな。 エヴァンゲリオンに出てくる使徒は、こんな狙いでデザインしてるんじゃないかと思う。

まあ、今更言うことじゃないんだろうけどさ。