年を重ねるにつれて太くなり、重くなり、尿酸値が上がり、着々と不健康になっているのだが、具体的に何か支障が無いと解消に向かって行動をとれないんだよな。 いや、何もしない訳ではないのだが、長続きしない。 支障があってからじゃ遅いのは判っているのだが。 前回の健康診断では、尿酸値が高いから水を多く(具体的には日に2リットル)飲むように言われたのだが、それすらも1.5リットルがせいぜいだったりする。 運動とか食生活の改善とか、とてもとても…。
そんなこんなで、特に生活を改善することなく今年の健康診断を迎えてしまったので、今年もまた個別面談の対象となって、同じ注意をされるのだろう。 歩け。 水を飲め。 食生活に気をつけろ。
で、予想通りに個別面談になったのだが、今年は新しく所見がついていた。 何か微妙に拙い雰囲気の単語なので、せっかくの面談だし、これらについて訊いてみた。
結論から言うと、大したことは無いらしい。
心電図上の山は、心臓の筋肉の動きによって現れる。 この山は、普通は胸の中央よりから脇にかけての順番ですこしズレて現れるのだが、何らかの理由で現れる順番が変わることがあるのだそうだ。 方向は逆だったかもしれないが、まあとにかくタイミングにずれがあるということ。 何故そうなっているのかは判らないが、この程度ならたまにあることらしい。
「あっ! それ、あかん奴や!」
医者の第一声がこれ。 更に 「ぐぐってみた?」 と言いながら、机の上のパソコンで google の検索結果を見せてくる。 そこにちらほら見える 「緑内障」 の文字。 眼球内の液体の循環が巧くいかなくなることで眼底に溜まり、これが網膜を圧迫して、最終的には失明することもあるのだとか。
「早いとこ医者に行った方がええで。 最近は治療も進歩してるし、結構直るしな」
だそうだ。
他にも、尿酸値の高さについて、いつ発作が起きてもおかしくない状態だとか。 毎年同じことを言われているのだが、危機感が薄いのは実際に痛みを体験していないからか。
「風が吹いても痛いってことで痛風やからな。 そらもう死ぬ程痛いで。 でも、死なれへんね」
とは、発作が起きたときの症状を説明する医者の言葉。 微妙に嬉しそうだったのがムカつく。
しかし、眼か。 痛いのよりも見えなくなる方が恐ろしい気がする。 週末にでも病院に行ってみるか。