仕事中に聞こえてきた、部長と、どこかの課長の会話。
「なんでそんなになっちゃったんだよ」
「なんか合わないらしいんですよ」
「向こうと?」
「頭ごなしに言われるらしくて」
「そーいや、あいつん家って、奥さんもおかしくなったんじゃなかったっけ」
「奥さんがおかしくなったのは、あいつの帰りが遅くなってかららしいんですよ」
「それで今度はあいつもか」
「まあ、奥さんはもともとちょっとおかしかったんですけどね」
「そうなの?」
「挨拶しないどころか、全然喋らない人らしいです」
「コミュニケーションが取れない人なのか」
「そうみたいです」
「ふーん。 そんなのが、どこで知り合って結婚したんだろうね」
「インターネットで出会ったらしいですよ」
「あ、そーなんだ。 オタク?」
「そんな感じなんじゃないですかね」
出社拒否になった人がいて、その人の奥さんも壊れ気味らしい。 実は、この手の話が漏れ聞こえてきたのは、これが初めてじゃない。 そこから判断するに、出社拒否になった人は、3人ぐらいはいるようだ。 同じ人が、何度かそうなってもいるようだ。 で、いつも、 「なんでそうなっちゃうの?」 との質問に、 「相手先と合わないから」 という答え。 「もともと弱いところがあったんだけど」 とも。 たまには、 「私のせいです」 なんて言わないかな。 「酷使したら壊れちゃいました」 なんて。
しかし、インターネット関連の仕事を増やそうとしているところが、インターネット→オタクという発想でいいのかね。
左腕が微妙に痺れている。