2000 11 11

出社拒否

仕事中に聞こえてきた、部長と、どこかの課長の会話。

「なんでそんなになっちゃったんだよ」

「なんか合わないらしいんですよ」

「向こうと?」

「頭ごなしに言われるらしくて」

「そーいや、あいつん家って、奥さんもおかしくなったんじゃなかったっけ」

「奥さんがおかしくなったのは、あいつの帰りが遅くなってかららしいんですよ」

「それで今度はあいつもか」

「まあ、奥さんはもともとちょっとおかしかったんですけどね」

「そうなの?」

「挨拶しないどころか、全然喋らない人らしいです」

「コミュニケーションが取れない人なのか」

「そうみたいです」

「ふーん。 そんなのが、どこで知り合って結婚したんだろうね」

「インターネットで出会ったらしいですよ」

「あ、そーなんだ。 オタク?」

「そんな感じなんじゃないですかね」

出社拒否になった人がいて、その人の奥さんも壊れ気味らしい。 実は、この手の話が漏れ聞こえてきたのは、これが初めてじゃない。 そこから判断するに、出社拒否になった人は、3人ぐらいはいるようだ。 同じ人が、何度かそうなってもいるようだ。 で、いつも、 「なんでそうなっちゃうの?」 との質問に、 「相手先と合わないから」 という答え。 「もともと弱いところがあったんだけど」 とも。 たまには、 「私のせいです」 なんて言わないかな。 「酷使したら壊れちゃいました」 なんて。

しかし、インターネット関連の仕事を増やそうとしているところが、インターネット→オタクという発想でいいのかね。

左腕が微妙に痺れている。