2016 12 11

冬の月

月

学生の頃、池田聡が歌う 月の船 が好きで、よく聴いていた。 もうさっぱり名前を聞くことが無くなった池田聡だが、彼は今何をしているのだろう。

♪夜を渡る月の船♪

船というぐらいだから、きっと三日月ぐらいの月を例えたものだろう。 今夜の月は綺麗だが、船って感じではないな。

ところで三日月だが、これは旧暦で毎月3日に見える細い月のこと。 月の満ち欠けは太陽との位置関係の変化による月の影の見え方の変化で、月がほぼ球体なので、端がくっつきそうな三日月ってありえないんだよな。 例えばトルコの国旗。 三日月と星ということになっているが、満ち欠けでは月はあんな風にならない。 あれは蝕の欠け方だ。 その点、シンガポールの国旗の月は割と現実的。

月と星はイスラム教のシンボルだそうだ。 これらを国旗にする時に、ありえない形にまで先鋭化するか、現実的な形にするかって、地域性や国民性みたいなものと関係があるのだろうか。 そんな疑問に、とりあえず国旗と月をキーワードに検索してみた。 その結果、三日月をデザインした国旗がたくさんあることは判ったが、そのほとんどが名前しか知らない国だった。 位置も、なんとなくアジアっぽいという程度。 況して国民性なんて。

検索結果を眺めていてちょっと驚きだったのが、パラオの国旗。 あれ、月なんだね。 日の丸と似てるから太陽だと思っていたよ。 色も黄色で太陽っぽいし。 って、逆にパラオの人は日の丸を月だと思っていたりするのかな。 黄色い月を太陽と誤認する人よりも、赤い太陽を月と誤認する人の方がきっと圧倒的に少ないだろうけど、ちょっとはいそうだよな。

池田聡を思い出したついでって訳でもないのだが、当時よく聴いていた他の曲も探してみた。

自分の中でバラードが流行っていた時期で、どっちもまあ似たような感じ。 俺の中だけじゃなくて世間的にもそこそこ売れていたと思うのだが、iTunes Store には無いんだね。 You Tube で見つけて、何だか色々懐かしく思い出されて、その勢いのまま iTunes Store で買おうとして空振り。