吉野家の牛丼は昨日まで。 狂牛病の牛が発見されたことでアメリカ産牛肉が輸入禁止、入荷済みの在庫もなくなった、ということだな。 俺は吉野家の牛丼を食ったことはないし、そもそも吉野家に入ったことも無い。 牛丼がどうなろうがどうでもいいのだが、そうでない人も多いのだろう。 吉野家の牛丼最後の日には、各地の吉野家にテレビカメラが押しかけていたらしい。 くだらない。
アメリカでの狂牛病検査は、日本とは違って抜き取り検査。 抜き取りのサンプルはかなり少なく、しかも抜き取りの母集団は検査結果を待たずに出荷されてしまうんだそうだ。 日本政府は 「全頭検査で安全を確認しない限り、輸入再開は無い」 と主張するらしいが、であれば、その検査は、抜き取りでしか検査されていない輸入済みの肉に対しても行われるべきだろう。 全頭検査しか信頼しないなら、抜き取り検査でたまたま発見された以前の牛も疑ってかかるべきなのだ。 アメリカから牛肉の輸入を止めるのであれば、輸入済みの牛肉も即時使用禁止にすべきなのだ。 それをしないのは、吉野家のような業種を慮ってのことか。 或いは、部位別に輸入している牛肉は実は安全だと判っていて、しかしこの際だから国内畜産業の追い風にしようとしているのか。 ま、どっちにしても、アメリカからの牛肉輸入禁止はやがて解除になるだろうけど。 輸入牛の検査を日本側で（費用も負担して）やるとかで。
考えてみれば、吉野屋だけじゃなく、松屋その他の牛丼屋も入ったことが無いな。