そう言えば、もう随分と八王子に行ってないな。 と、ふと思い立って、八王子から西八王子まで歩いてみた。 駅前こそ賑やかだが、少し離れると、シャッターを閉ざした小さな店がちらほらと。 まあ、そんな時代なんだよな。
放射通りの端の方で学生プロレスをやっていた。 プロレスはもうすっかり人気薄でテレビ放送も無くなって随分立つんだけど、こーゆーのはまだやってるんだね。
リングの上は、ブレーンバスターをやられている青いのが確かダイアモンド不愉快。 黒いのは名前は忘れたが、実況から 「もうお爺ちゃんで体ボロボロですから」 なんて言われてた。
こちらはタイトルマッチ。 フェイスロックをかけているのが挑戦者のタイガー・ベッド・シン。 やられているのがチャンピオンのクリト・リスト・ウッドだったかな。 何のタイトルかは知らないが、タイトルマッチと言うだけの試合をしていたように思う。 まあ、彼等の中での相対評価なんだけど。
試合はまあいいとして、リングネームは何とかならないのかね。 ウケ狙いのつもりが、元ネタの賞味期限がとっくに切れているってのは、なんかちょっと痛々しいものが。 それとも、この感覚こそが連中の狙いなんだろうか。 一周廻ってでてくる失笑みたいなのが。
了法寺。 甲州街道沿い、陣馬街道の分岐点から少し西八王子に行ったところにある。 前を通ったときに、ああ寺があるなと何となく覗いて、思わず二度見してしまった。 そう言えば、一時期 「萌え寺」 として話題になっていたような。
看板は派手だが、中は意外に普通だった。
蛇。 この幅30cmぐらいのが一つと、5cmぐらいの小さいのがたくさん並べてあった。 看板に白蛇のキャラクターが描いてあることから察するに、こいつらは巳年だからではなくて、マスコット(?)としていつもここにいるんだろう。
狛犬や狐がそうであるように、蛇でもやっぱり阿吽なんだね。
痛車。 しかしあまり痛々しく見えないのは、助手席の抱き枕のお陰だろうか。 この抱き枕があるために、外と中のギャップが少なくなっていて、これはこれでバランスが取れているような気がしてくる。 まあ、ほぼ確実に気のせいなんだけど。 乗れと言われたら断るけど。
電車で帰るつもりで西八王子まで行ったのだが、一駅だけ乗って八王子で京王線に乗り換えるのもどうかって気がして、線路沿いを八王子まで歩いて戻った。 その途中にあった架線の張力調整装置。 滑車式。 かっこいい。