ベランダの赤

ベランダのゼラニウム。 この赤も、アントシアニンによるもの。
ベランダにはもう一つ、白いゼラニウムの鉢もあって、どちらもほぼ一年中咲いている。 そしてたまに種を飛ばす。
ゼラニウムの種は、螺旋状の軸から広がる綿毛がついていて、風に乗って飛んでいくタイプ。
何年か前、そんな種をベランダから外に吹き飛ばしてみたら、風に乗ってベランダに舞い戻ってきた。 で、せっかく戻ってきたのだからと、たまたま空いていた小さな鉢に植えてみたのが、写真のゼラニウム。
微妙な陽当たりだったせいか、思ったよりも縦方向に育ってしまい、鉢とのバランスがとても悪くなってしまった。 なので花が全て落ちたらもっと大きな鉢に植え替えようと思っているのだが、ずっと咲いたまま幾年月。
ゼラニウム的には、もう何年も小さな鉢のままで慢性的な栄養不足状態。 しかも年々悪化の傾向。 そんな状況が、つまりこの場所に先が無いという危機感が、次々と花を咲かせ、新天地を求めて種を飛ばさせるのだろう。
そうしたゼラニウムの生存戦略が、結果として俺の救済を拒むことになってしまう皮肉。 どうしたものか。
ところで GIMP のアンシャープマスクについて。
縮小すると眠くなってしまうのを、アンシャープマスクでクッキリさせるのだが、その匙加減が GIMP はなかなか難しい。 画像にも依るが、輪郭線部分に2mmぐらいの幅の不自然な領域ができてしまうことがある。
このゼラニウムもそう。 しかし花を見た時の印象、花が周囲の空間から切り取られたかのように浮き上がって見えたあの感覚には、こうして若干不自然なまでに加工した方が近いんだよな。 うーん…。
もっと細かくパラメーターを詰めていけば、不自然さ無しに印象を再現できるのだろうか。 きっとできるんだろうけど、物臭なくせに神経質な俺には無理なんじゃないかって気がする。
不自然な領域に気付いても面倒でなかなか補正しようとしないのに、いざやり始めると、ぱっと見には気にならないぐらい小さくなっても、わざわざ拡大して 「まだある…」 なんて思ってしまいそう。