男女比7:93の島

今当に沈む夕日。 これ、見る度に思うのだが、なんかちょっと美味しそう。
夕日とは何の関係も無いが、石垣島に住む南黄蝶も斜陽を迎えつつあるらしい。 ナゾロジーから。
宿主をメス化させる細菌「ボルバキア」とは?
昆虫の細胞内には細菌が生息している場合があり、その一部には宿主の生殖を内側から操れるものがいます。
その代表格として有名なのが 「ボルバキア(Wolbachia)」 です。
ボルバキアは昆虫のおよそ40%の種に寄生しているとされ、宿主が産んだ子のうちオスのみを殺す 「オス殺し」 や、子をすべてメスにしてしまう 「メス化」 の能力を持っています。
〜中略〜
ボルバキアは細胞質を持つ卵子の中に入り込むことはできますが、細胞質を持たない精子には入り込むことができないのです。
そのため、オスに伝播したボルバキアはそれ以降の世代には伝わることができないため、ただ宿主が死ぬのを細胞内で待つのみとなります。
このような背景から、ボルバキアの一部は自らの繁栄を確実なものとするために、宿主の子を 「メス化」 させる能力を獲得したと考えられています。
〜中略〜
わずか4年で島中の9割以上がメス化していた!
2008年の調査で、石垣島に生息する 「ミナミキチョウ(学名:Eurema hecabe)」 に、 「wFem」 と呼ばれる系統のボルバキアによってメス化が起きていることが明らかになりました。
〜中略〜
なんと2015年から2018年にかけてほぼ1:1だったオスメス比が、2019年から急激にメスに偏り始め、2022年には実に93.1パーセントがメスとなっていたのです。
さらに採集したメスのwFem保有は2008年に8%だったものの、2017年以降にこれまた急激に上昇し始め、2022年にはメスの87%がwFemを保有していたのです。
子供の頃にカブトムシを飼ってた。 雄雌合わせてかなりの数を、同じ段ボール箱に入れて。
雄雌を別々に飼うと長生きするのだが、一緒にしておくとモテる奴から交尾して死んでいく。 いや、モテる奴とは限らないのか。 たまたま相性がいい相手がいただけの可能性もあるし。 まあとにかく、さっさと交尾して死んでしまう奴がいる。
その一方で、いつまで経っても死なない奴もいる。 いつまで経っても死なないのがモテない奴だってのは、見てるとはっきり判る。
見た感じ、カブトムシは、雌が最終決定権を持っているようだった。 だいたい雄が雌に近寄っていき、雌が逃げるか逃げないかで決まる。
長生きしてる雄は、いろんな雌に寄っていくのだが、尽く逃げられる。 秋口になってどんどん死んでいき、最後の一匹の雄という状況になって、それでも雌に逃げられていた。
世界に雄がお前しかいないとしても、お前と交尾するのは嫌
これを、生き残っている雌全員から態度で示されていたのだ。
一時期、なろう系でよく見た、男が極端に少ない世界という舞台設定。 何らかの理由で男がごく少数しかいなくて、だから男が優遇されていて、それで男が傲慢に或いは極端に消極的になって、そんな中に紛れ込んだ現代日本の価値観を持つ僕は、自分でも気付かないうちに周囲の女性を虜にしていく… みたいなの。
そんなのを見ると、あの段ボールの中のカブトムシを思い出してしまうんだよな。 そしてちょっと心が痛くなる。
雄が僅か7%にまで減ってしまった石垣島の南黄蝶はどうなんだろう。 モテない雄は、この状況でもモテないのだろうか。 きっとモテないのだ。
ところでボルバキアだが、こいつらはどういった経路で石垣島に入ったのかね。 俺は、研究者が怪しいと思うのだが。
感染拡大していく様子や末路を観察したい。 それにはある程度閉鎖された環境が必要。 しかし環境が小さ過ぎるとすぐに全滅してしまう。 リュウキュウムラサキのように耐性を獲得するかもしれないので、種的な揺らぎが生じる程度の広さが欲しい。 石垣島なんてちょうどいいんじゃない?
そんなノリで、石垣島を実験場にしたんじゃないかと。
昆虫の研究者って、ちょっとアレな人が多いイメージだからね。 「死への羽ばたき」 のカロール・ウィリアムズ博士とか、ねえ。