南平丘陵
紅葉もそろそろ終わる頃。 久し振りに南平丘陵を歩いてみた。 程よい寒さが歩くにはちょうど良いかと思ったが、丘陵の散歩道にたどり着く前にもう汗ばんでいた。
丘陵を歩いてすれ違うのは老人ばかり。 だいたいは元気でしっかりした足取りだが、今日は珍しく初心者っぽい人もいたな。
「ねえ…もう…頂上…だよね?」
「多分…もう…すぐ…だから」
と、ゼーハー言いながら南平高校の横の道を上がってきたお婆さん二人は、今にも死にそうな感じだった。 その体力で、なぜこの道を歩こうと思ったのか。 そして登るよりも辛いだろう帰りをどうするのか。 まあ、俺が心配することじゃないか。

多摩動物園の柵にある、多分蝸牛の足跡。 何か意味がありそうに見えるが、それがどんな意味なのか、俺にはもちろん判らない。

足元は一面の落葉。 時々ここに蛾が紛れ込んでいる。

道沿いの木で、下の方が木屑まみれになっているのがあった。 昆虫の食害だろうか。 洞の中を見ると、結構な量の木屑が積もっていた。

やや赤色に寄った黄葉。 後は散るばかり。

茸。 何となくだけど、食べられそう。

やや黄色に寄った紅葉。 いかにもな紅葉ではないが、それでも赤系統はちょっと目立つ。

神社の柱の獅子。 こういった物の良し悪しは判らないが、これは金がかかってそうな気がする。 俺でも作れる気もするけど。

庚申塔(?)集合。 どれも何処かしら欠けている。 元は別の場所にあったものが、宅地開発とかで引っ越してきたのだろうか。
何処かが欠けるのは、誰かの不幸を肩代わりしたから。
そんな話を何処かで聞いた気がするが、何処で聞いたか思い出せない。 気のせいかもしれない。 が、これらの庚申塔が実際にそんな思いで作られたのだとして、作られた方はどう思うのだろう。 衆生を救えて良かったと思うのか。 こんな役目を押し付けやがってと思うのか。
これを見て、スペア臓器のために育てられているクローン人間を想像するのは、きっとちょっと違うんだろうけど。

まだできて数年であろう祠の柱の龍。 きっとそれなりに金がかかっているのだろうが、高級な感じはしない。

このセンスは嫌いじゃない。