窓に映る影

影

さて、そろそろ寝るか。 と、リビングの電気を消したのになんか部屋の中が明るい気がして、窓を見たら妙にクッキリした影が映っていた。 厳密には窓ではなくて障子だが、そこを厳密にする意味も無いよな。

子供の頃は、障子に映る影がちょっと怖かった。 何か良く無いものがそこに立っているような気がして。 外から此方の様子を伺っていて、目を離した隙にすっと入って来るような気がして。

外に何かいるかもしれないと思うのは今もだが、大人になった今、怖さはほとんど感じない。 想像するのはやっぱり怪しい生き物(?)なのだが、なんかちょっと可愛らしかったりする。

ま、怖かろうが可愛かろうが、俺にはきっと見えないんだけどさ。

その手のものは、子供の頃には見えて、大人になると見えなくなって、でも大人として擦り切れる頃にはまた見えるようになるんだよな。 見えるようになったら、また怖くなるのだろうか。

まあ、本当に何かいたとして、一番怖いのは人間だったりするのだが。