2011 02 15

夫婦別姓

夫婦別姓を求めて東京地裁に訴えた人たちの話。 共同通信によると

訴状によると、憲法24条で 「両性の本質的平等」 を保障されているのに、婚姻による改姓で夫婦どちらかに不平等が生じ、権利を侵害されていると主張。 96年に法制審議会が選択的夫婦別姓制度を盛り込んだ民法改正要綱をまとめながら、改正しないのは 「立法の不作為」 に当たるとしている。

だそうだ。 原告の一人は、子供ができる度に、便宜上、結婚と離婚を繰り返していたとのこと。 子供としては、頻繁に親が離婚結婚を繰り返している方が迷惑だと思ううのだが、どうだろう。 求めているのは子供じゃなくて親にとっての便宜かな。

事実婚でもいいし、制度としての結婚を選んでもいい。 夫婦同姓でもいいし、別姓でもいい。 選択肢が増えるのは基本的にいいことだと思う。 これで国を訴えるのは馬鹿だと思うけど、反対する理由も今一つピンと来ない。

夫婦別姓だと家族としての一体感が薄れるというのが反対の主な理由らしいが、実際に別姓でやってみたら、やはり日々の積み重ねで一体感みたいなものが出てくるだろう。 絶対同姓必須という人たちは違うのだろうか。 ある程度の時間を一緒に暮らしても一体感を感じることが出来ないなら、それはたぶん姓とは違うレベルの理由によるものだろう。 そんな夫婦は、同姓にしたとしても、きっと離婚してしまうのだ。

ただし、子供については、 「未成年のうちは世帯の主たる納税者と同じ姓とする」 みたいな縛りがあった方がいいと思うけど。 現状では、夫婦別姓を求めるのって圧倒的に妻の側が多いんだろう。 で、別姓を求める妻って、子供の姓を絶対に自分の側にするとして譲らなそうなイメージがあるな。 「私が痛い思いをして産んだのだから、子供は私のもの」 なんて。

さて、これだけいろいろ要求が出てきているのだから、ここらでもう抜本的に変えてしまってはどうだろう。 例えば、納税者番号なんかを基本的なIDとして、名前は好きに付けて好きに変更可能ってのはどうだろうか。

役所の申請用紙が

みたいになってるのだ。

出生届は、かつては名前をつけて提出して、たまに却下されたりするのだが、この制度だと、出生届に対して役所が個人IDを返す。 名前は親が決めて、役所は拒否できない。

キラキラネームとか、好きなだけつけられるし、なんと流行に追随も出来る。 周囲は周囲で、 馬鹿の自白みたいな名前 を見ることで、予め警戒できる。 各方面に好評じゃないかと思うのだが。

せっかくだから、個人IDに対していろいろ分別できるマスクを適用できるようにしておいてもいいな。

  1. 血統マスク:255.255.0.0
  2. 家族マスク:255.255.255.0
  3. 遺伝性疾患マスク:080.127.0.0

なんて。 遺伝性疾患マスクは、基本的には非公開だけど、結婚前当事者同士に限って互いに確認できるとか。

便利なことばかりだと思うが、実際に制度が始まると、 「国民を背番号で管理するのか!」 みたいなことを言い出す真性の馬鹿が裁判を起こしたりするのかな。