2012 04 15

右が左に

R25がL25世代に調査したという痴漢対策の記事から。 L25とは、20代後半の女という意味だろうか。

まず、「実際に痴漢にあったときどうする?」と聞いたところ、意外といたのが「その場で相手に注意」(28歳)、「足を踏む」(26歳)といった勇気ある撃退法。 なかには「手を掴んで駅員さんにつき出す」(31歳)なんて強者まで!

でも、一方で一番多かったのは「注意なんてできない」(26歳)という声。 そんな人たちは「さり気なくニラむ」(30歳)、「相手との間にムリヤリ鞄をはさむ」(27歳)など、「反撃はしたいけど恐い」と、苦肉の策しか出ないのが現実みたい。

ただ、“携帯電話”を活用している人たちのなかに「わざと着信音を鳴らし注目を集める」(27歳)、「シャッター音だけ鳴らして写メを撮ったようにみせかける」(26歳)、「カメラのレンズを向けて撮影してる風を装う」(28歳)、「『痴漢にあってる』というメールを相手に見えるように作成」(31歳)といったテクが! これなら勇気のでない人も実践しやすいかも…!

だから男女で車両を分けろって。 一緒にいなけりゃ痴漢も冤罪もあり得ないんだからさ。 電車はもうトイレや風呂と同じでいいだろ。

で、女性専用の方は一輌丸ごと窓を潰して、化粧室兼授乳室とか作ればいいんじゃないかな。 若干料金高目で。 そうした付加価値を、使う人から徴収した費用で賄うなら好きなだけ豪華にしてもいいよ。

ところで、 シャッター音だけ鳴らして写メを撮ったようにみせかける とか カメラのレンズを向けて撮影してる風を装う とか、男がやったら盗撮だと非難するようなことを、自分がやってることについてどう思っているのかね。 その場にいた無関係な男は、その女を迷惑防止条例違反で捕まえて警察に引き渡してもいいんだよな? それとも、女だけは、目的で手段を正当化できる? 女はいいけど男は駄目?

この記事が痴漢の被害に如何に対処するかが主眼だからなのか、気付いているけど眼をそらしたいのか、そもそもそうした視点を持つ能力がないのかは知らないが、被害者が一転して加害者になる可能性について全く触れていないのはどうよ。 記事の最後を いざというときにすぐ対処できるよう、日頃から意識を高めておきましょう! と括っているのだが、高める意識の中に是非 安易に犯人を決めつけない というのも追加して欲しいものだ。 犯人を間違ってしまうのは加害者になることであって、それは痴漢の被害にあったことで相殺できるものではない、全く別の罪なのだと。