中国紙の日本語約配信サービス(?)である Record China が、金陵晩報という南京の夕刊紙の記事として配信したものの要約。
日中国交35周年の文化交流として、紫鳳中国女子楽団が来日公演中。
初演を神戸で行い、6月9日に次の公演地である大阪に移動、ハイアットリージェンシーホテルに宿泊。
このホテルに、神戸での公演を見てストーカーとなった男2人も、彼女らを追って宿泊。 彼女らの部屋の向かいの部屋を取り、その夜、彼女らの部屋に侵入。 しかしフロントに通報され、駆けつけた従業員に取り押さえられた。 男らは、駆けつけた従業員に 「酔って部屋を間違えた」 と言い訳し、自分らの部屋に戻った。
翌朝、彼女らが朝食を取りに出ようと部屋のドアを開けたとき、男らが再び部屋に侵入。 しかしホテルの従業員が監視モニターでチェックしていたため、今度もまた、すぐに駆けつけた従業員に取り押さえられた。 被害は、彼女らの一人がベッドに押し倒されて服を破られたという程度。
ホテルは、彼女らに、セキュリティの不備を謝罪。 事件にしないよう穏便に処理しようとしたが、楽団の中国人スタッフが警察に通報し、犯人は逮捕された。
これ、事実は 「紫鳳中国女子楽団が来日公演中」 だけなんだそういだ。 楽団は、問題の日には神戸に泊まっていた。 その前はもちろんその後も、ハイアットリージェンシーには泊まっていない。 ストーカーは、ひょっとするといるのかもしれないが、ストーカーによるレイプ未遂なんて事件は起きていない。
何でこんな記事が出来上がるのかは、今更言うまでも無いので置いておくとして、ちょっと気になったのは監視カメラ。 記事では、室内をチェックするカメラがあって、従業員がそれで監視していことになっている。 中国のホテルでは、室内を監視するカメラが付いているのが普通なんだろうか。 と言うのも、事件がでっち上げだからこそ、その舞台設定や小道具には信憑性を持たせようとするのではないかと思うから。 有りそうだよなぁ、カメラ。 ハニートラップなんて、よく聞く話だし。