マシーネンクリーガー
プラモデルが好きだった。 でも好きなものを好きなだけ買う金はなかったので、欲しいものを厳選して買っていた。 そんな俺の心強い味方が、ホビージャパンという模型雑誌だった。
味方なんて言ってるが、立ち読みで済ますことも多かった。 雑誌よりも、そこで取り上げられているプラモデルに金をかけるという選択だったのだが、雑誌からしたら 「立ち読みしておいて何が味方だよ」 ってなるよな。 すまなかった。
で、そのホビージャパンで30年ぐらい前に連載されていたのが、フルスクラッチモデルによるSFストーリーだった。
まあストーリーと言う程ストーリーはなくて、SF映画の戦闘シーンを再現したようなジオラマ写真におまけで話がついてる程度なのだが、模型の完成度は高かった。 当時も主流はガンプラだったのだが、そんな中、50年後には実用化されてそうな戦闘用パワードスーツはとても魅力的だった。
あの模型の数々を見に、八王子市夢美術館でやってる 横山宏のマシーネンクリーガー展 に行ってきた。
そうそう。 これこれ。 見て回る間はずっとこんな感じだった。
展示されていた模型の数々は、今見ても古く感じない。 もちろん懐かしさはあるが。 30年ぐらい前に 「50年後には実用化されてそう」 と思った戦闘用パワードスーツは、30年経った今、後20年もかからずに実用化されそうに見える。
かつて雑誌で見た時はかっこよさばかりに目がいってたが、あのメカの数々は、ちゃんと技術的な進化とか考えた上でのモデル展開だったんだね。
視界の広さを確保するための大きなガラス(?)張りの操縦席やヘルメットは、間接視認の技術が開発されたことによって装甲板に変わる。 間接視認も、初期のゴーグル状の目に見せるものから、脳に映像を送り込む形式へと進化した。
そんな背景設定を、今日の展覧会に展示されていた資料でようやく認識したよ。
あと、割と高い頻度で登場する女のパイロットやメカニックが巨乳さんばかりだったのも好印象。 やはりこうでなくては。
展示品は全て写真撮影可。 薄暗い館内。 作品は全てガラスケース内。 とまあ写真を撮るにはかなり酷い環境だったのだが、めげずにたくさん撮ってきた。

展示はだいたいこんな感じ。 少年の心を鷲掴み。

初期型の直接視認タイプ。

間接視認となった後継機種。

パイロットのスタイルが中年の心を鷲掴み。

またパイロット。 方向性は違うが、これはこれで良し。

多分メカニック。 状況がさっぱり判らない。 おっさんは何をしているのか。

将校だろうか。 作者が性癖を全く隠す気がないのがもう清々しいレベル。

通学用戦闘スーツと女子高生だそうだ。 この世界はどうなっているのか。

イラストもいくつか展示されていた。

イラストと同じ場面と思われる。 位置関係が逆だが再現度は高い。
2次元でも3次元でもブレない姿勢は好感が持てる。

展示終盤はこんな感じ。 機械と生物の融合。

王蟲のようななにか。
いつものことだが、八王子市夢美術館は人がいない。 見るには楽でいいが、これで経営が成り立つのか心配になるレベル。 入館料も安いし。 ちょいちょい良い企画展をやってるのでこの調子で続いてほしいものだが、この調子だと駄目なんじゃないかって気もするよ。