2008 12 15

駄目バランス

昨日だったか、麗しの北のお嬢さんから聞いた話。

話しながら歩いていた女性二人組とすれ違ったとき、一人がマフラー(スカーフだったかも)を落としたのに気がついた。 で、拾って呼びかけるのだけど、女性は話しに夢中で気付かず、足早に歩いていく。 「すいません、ちょっと」 なんて声をかけながら追いかけて追いついたら、何だと思われたのか、凄い不機嫌な顔で振り向いて睨まれた。 せっかく拾ってあげたのに睨まれて、ちょっと不愉快だった。

その後でお礼は言われたんだけど、不愉快な気分は晴れなかったのだそうだ。 せっかく拾ってやったのにそんな態度を取られたら、そりゃ不愉快だろう。 呼び止められた側からすれば、せっかく楽しく話しているのを邪魔された訳だが、それにしたっていきなり睨むのはどうかと思うし。

そもそも親切心を発揮して拾ってやるのが間違いのような気もするが、放置したら放置したで微妙に良心が痛むだろう。 じゃあどうすればいいかと考えて、出てきた結論。

拾う前に一回踏んでおけばいいのでは?

落とし主に睨まれる不快感も、一度踏んでいるという罪の意識で相殺…はちょっと違うけど、納得はできるだろう。 睨まれることなく笑顔で礼を言われると、こっちは罪悪感だけになってしまうが、 「それでも拾ってあげたんだから」 と、その後の行為で軽減できるだろう。 何より、落としたマフラーが持ち主の元に返るのが重要なのだから。

で、お嬢さんにそのまま言ってみたら、あははと笑った後で 「渡邊さんらしい」 ときた。 そうか、こーゆーのが俺らしいのか。 うーん…