2008 05 16

災いは何かに転じるのか

四川省の地震。 物資は受け取るが人は拒否だった中国が、日本の救助隊を受け入れることになった。 続いて、ロシアや台湾からの救助も受けるとのこと。

中国政府は、チベット族が多いあの辺りの救助をしたくない。 だから、生き埋めになった人がおよそ死ぬぐらいのタイミングまで受け入れを遅らせ、チベット問題であまり文句を言わない国から受け入れる。 これらの国は、国境を接する隣の国で、派遣した救助隊に対する本国からのサポートが便利だって理由も付けられるし。

そんなことを、ニュースを見ながら考えていた。 でも、調べてみると、あの辺りの民族構成は漢民族が90%以上なんだそうだ。 とすれば、受け入れを渋るのは大国意識からだろうか。 まあ、いろいろ五月蠅く言われたくないってのはあるだろうけど。 救援物資が、援助する側の意図通りに配布されるのか監視させろ、なんてさ。

そうは言っても、救援物資が意図通りに届くかどうかってのは、不安ではあるよな。 中国と言えば汚職。 窓口である役所が真っ先に横流ししそうだし。 ちゃんとやってるのかな。 現地では、暴徒化した被災民が、食糧輸送車を襲って食料を強奪しているらしい。

現在、発表されている死者は2万人以上。