水の道

いつものように蝦に餌をやろうとしてベランダに出てみると、蜉蝣がいた。 すぐ傍に抜け殻があって、いかにも羽化したばかり。 付近の水場は蝦の水槽しかないので、こいつはきっと幼虫時代を蝦の水槽で過ごしたのだろう。 去年の全滅後、父が浅川で蝦を捕まえてきたのが秋頃だから、その時から紛れ込んでいたのだろうか。
水槽生活は、蜉蝣に取ってはどうだったんだろう。
捕まったことで自由は失われたが、魚から狙われるなどの危険はなくなり、こうして無事に羽化することが出来た。 しかし、同時に大量に羽化するはずの同族は皆無で、交尾するには100m程度とはいえ移動しなければいけない。 移動の途中に鳥などに食われてしまう可能性も考慮すると、交尾できる機会は普通に川で羽化したものよりも減っているかもしれない。
これはやっぱり不幸なんだろうか。
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天気がいいので散歩。 そろそろ紫陽花が咲き始める頃だと思ったのだが、高幡不動はまださっぱりだった。

栴檀(センダン)
毎年この時期に白い花を咲かせて、いい香りを振りまいている。 諺に 「双葉より芳し」 と言うが、こいつの双葉の頃っていつだったんだろう。

蕾がアポロチョコみたいなカルミア。 そう言えばもう何年もアポロチョコを食べてないな。 まだ製造してるんだろうか。
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あんまり行ったことが無い所に行ってみようと思い、高尾山口駅から川沿いをそのまま上流へと歩いてみた。 高尾山の辺りは浅川もいかにも支流といった感じで狭くなるのだが、それでも川沿いはほんの少し気温が低いようで、風が気持ち良い。

魚を狙う鷺。

鷺に狙われる魚。 石斑魚かな。

赤いブツブツが地味に気持ち悪い。 何だろう。 食べられそうな気もするが、食べるときっと良くないことが起こるのだ。

何かの実をもう一つ。 まばらな髭が気持ち悪い。 でも、南の国の人なら余裕で口にしそうだな。

旅荘 水泉。 こんなボロボロの看板でいいのだろうかと思ったら、もう閉店しているらしい。 閉店したなら看板も撤去しろよと思うが、その程度のことも出来ないのが閉店ってことなのかもしれないな。
ちょっと気になって調べてみたら、高尾山口周辺のホテルのおよそ3分の1が閉店していた。
バス | 下車停留所 | 徒歩 | ホテル名 | 状態 |
---|---|---|---|---|
2分 | 込縄橋 | 5分 | 旅荘 水泉 | 閉店 |
3分 | 梅の木平 | 1分 | ホテルアニバーサリー’S | |
3分 | 梅の木平 | 5分 | 旅荘 杉の子 | 閉店 |
3分 | 梅の木平 | 5分 | ホテルベルファイブ | |
3分 | 梅の木平 | 5分 | 旅荘 桐 | 閉店 |
5分 | 山下 | 6分 | ホテルタカオアジール | |
7分 | 大平 | 1分 | バリタイホテル&リゾート高尾店 | |
7分 | 大平 | 2分 | ホテルアルファ21 | |
7分 | 大平 | 2分 | ホテル旅路 | 閉店 |
7分 | 大平 | 4分 | ホテルウィルウエスタン高尾 | |
7分 | 大平 | 4分 | マウント高尾 |
旅荘は全滅。 観光客はびっくりするぐらい沢山来る高尾山だけど、新宿から電車で1本、40分程度でこれるのでは、更にバスで行かなきゃいけないホテルに泊まろうなんて思わないよな。

高雄IC
自然を守るとかでトンネルと併せて建設反対の訴訟を起こされたりもしたが、原告側が敗訴して出来上がってしまった。 まあ、この流れはもうパターンだよな。 自然保護では公共工事は止められないのだ。
閉店したホテルの人達はどう思うのだろう。 もっと早く開通してくれたら、閉店することも無かったと思うのだろうか。 しばらく見ていたけど、時間帯のせいか、交通量はかなり少なかった。 少なくとも地元に取っての経済効果は薄そうだな。

雪ノ下(ユキノシタ)
道路沿いの家の石垣の上、生け垣の下の雑草に紛れて咲いていた。 雑草に紛れてってのは違うか。 家主の意向とは関係無く生えてるっぽいし、こいつだって雑草なんだよな。

蟻蜘蛛(アリグモ)
蟻に似ているから蟻蜘蛛。 昔は、蟻を補食するために蟻に擬態していると考えられていたそうだ。 最近は逆で、蟻に似せることで身を守っているという考えが主流。 蟻は食わない。 というか食えない。 戦ったら負けるらしい。 蟻って、実は自然界では強者なんだよな。

高尾山口駅前の橋を渡った辺り。 何の樹かは知らないが、濃い緑が多い中で黄緑が目立っていた。

上に乗せた石は頭の積もりだろうか。 さすがにこれはどうかと思うが。
と思ったが、並んでいる他のを見たら全部首無しだった。 こういう路地の地蔵って、たいていボロボロだよな。 風雨で壊れてしまうのか、人に壊されるのか。 どんな頭であれ、あるだけマシなのかもしれないな。