久しぶりに、浜松町に行って来た。 満員電車に1時間も乗ってるのは、実にどーでもいい。 昼飯に、駅の食堂街の寿司屋で、ランチの一番高いやつ(と言っても握りだが)を食ったが、これまたどーでもいい味だった。
ツクツクボウシの正しい鳴き方
つくつくつくつく
ぼーしつくつく ぼーしつくつく ぼーしつくつく
いーよつくつく いーよつくつく
い〜〜
最初の 「つくつくつくつく」 は、マイクを握って喋る前の、咳払いのようなものだ。 やらない蝉もいる。 やる蝉でも、すごく小さい声なので、ほとんど聞こえない。 やる場合は、なぜだか、4回繰り返しがもっとも多い。 つぎの 「ぼーしつくつく」 から本格的な鳴き声になり、これを繰り返すことでテンションが上がっていく。 繰り返しの数は、そのときの気分や体調にもよるが、最低でも3回。 ある程度ハイになると、 「いーよつくつく」 に移行する。 鳴き声もちょっと高くなる。 これを2回繰り返して、いってしまう。 「い〜〜」 で、余韻を楽しみつつクールダウン。 鳴き声もだらだら低くなっていく。
つまり、ボウシツクツクと呼ぶべきだと言いたいのだよ。 ツクツクボウシというのは間違っている。 どうでもいいことなんだけどさ。
俺は、虫が好きな子供だった。 虫を見つけては、うちに帰って図鑑で調べていた。 そうして、目にするほとんどの虫の名前を知ることができた。 だけど、そうして覚えたほとんどを、もう忘れてしまった。 忘れてしまったのは、虫の名前だけではない。 俺は、忘れてしまった以上に、新しい何かを覚えてきただろうか。