土曜日だというのに仕事。
家に帰ってテレビをつけたら、世界フィギュアスケート選手権をやっていた。 日本人の3人も含めた選手達の中で、俺は前々から荒川静香がいいと思っていた。 しかし、何でそうなのかが今一つはっきりしなかった。 特に美人という訳でもない。 際立ってスタイルが良いという訳でもない。 何となく優雅な感じがするのだが、その 「何となく」 が何なのかがよく判らなくて、ちょっと気にかかっていた。 それが、今日テレビを見て、何となく判ったような気がした。
膝。
見せるスケートが終わって得点の発表を待って座っているとき、たいていの選手はだらしなく膝が開いているのだが、彼女は閉じているのだ。 なんだスケートとは関係無いじゃないかと言う勿れ。 そういった行儀の良さはたぶん育ちの良さであって、それは彼女のスケートにもたぶん滲み出していて、俺はたぶんそこに惹かれるのだ。 たぶん。 何もかもたぶん。
まあしかし、単に見た目だけを言うなら、解説の八木沼純子が一番なんだけどね。 折角の世界トップレベルの競技も、 「もっと彼女を映せよ!」 なんて思いながら見てたりする。
そして明日も仕事。