2007 04 19

被害者になるより加害者になりたい

アメリカのバージニア工科大で、韓国人チョ・スンヒが、32人を射殺し、その後自殺した事件。

海外でどうなのかは知らないが、少なくとも日本のニュースでは、 「銃社会の問題」 なんて、銃が簡単に手に入ることが悪いという前提で、事件が報じられている。 でも、その前提は本当に正しいのだろうか。

もしもアメリカが、日本のように銃が手に入りにくい社会だったら、この事件は起きなかっただろうか?

そうは思えないんだよな。 この犯人は、何か他の手段、例えばナイフや毒で同じことをしたのではないか。 或いは、手に入れにくい中で頑張って、なんとか銃を手に入れたのではないか。

更に言うなら、32人が成す術も無く殺されてしまったのは、誰も銃を持っていなかったからではないか。 教室内の生徒全員が銃を持っていたら、犠牲者は数人で済んだのではないか。 もしもチョ・スンヒが銃を持って教室に入ったとき、教室内の全員から銃を向けられていたら。 ひょっとしたら、チョ・スンヒ以外は誰も死ななかったかもしれない。

日本では、銃は確かに手に入りにくいが、手に入らないわけではない。 昨日、長崎市長が、選挙活動中に銃で撃たれて死んだ。