2010 05 19

衆議院の委員会で傍聴していて、自民党議員に突き飛ばされて転んで怪我をした、と自称していた民主党議員の三宅雪子。 日本テレビの朝の番組に電話出演して、司会の加藤浩次やテリー伊藤から結構厳しく突っ込まれてた。

「押されてないですよね?」

「松葉杖がいる状態だったんですか?」

「普通に歩くことができたんですよね?」

「打撲で車椅子と松葉杖って、パフォーマンスって言われてもしょうがないんじゃないですか?」

「周りのせいにしてもしかたないじゃないですか」

等々。

まあ、どう見ても自分で転んでるからなぁ。 松葉杖や車椅子で登場してみても、傷んだ方を下に脚を組んでいる画像が出回ったりしたんじゃ、何の説得力も無いし。

本人もその辺りは判っているようで、加藤達の突っ込みに対して、 「あのぉー…、えぇとぉー…」 としどろもどろになるか人の所為にするかで、へろへろになっていた。 今更嘘だったなんて言えないし、かと言って上手い説明も無いし、辛い時間だったんだろう。

どうせ人の所為にするなら、この際だから、 「あんな嘘をつきたくなかったのに、無理矢理言わされた。 そんな政党にはもういたくない」 なんて言って、どっかに新党に入るのはどうだろう。 立ち上がれ日本とか、洒落が利いてていい感じじゃないか。 「これが最後!もう転びません!」 とかさ。 で、また何かやって 「七転び八起きです!」 とか。

ちなみにこの電話出演のシーンだが、俺が見たのは、朝の番組生じゃなくてYouTubeに投稿された動画。 最近はいろいろ厳しいので、もう既に投稿と削除のいたちごっこが始まってるんだろう。 良くも悪くも、便利な世の中になったもんだ。

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不同意堕胎という珍しい容疑で、血液内科の医師が逮捕された。 被害者は、容疑者の不倫相手だった看護士。 医師が既婚者だったとは知らずに付き合い、妊娠し、流産。 その後も交際を続けていたが、医師に妻がいることを知って、自らの流産に疑問を抱き、警察に相談して事件が発覚したとのこと。

不同意堕胎ってのは、この10年で5件ぐらいの摘発例があるらしい。 数が少ないのは、事件が少ないのではなくて、立件が難しいから。 多くの場合、物的証拠が無く、女性の証言に頼らざるを得ないからだそうだ。

そんな不同意堕胎だが、今回の件では、物的証拠があるらしい。 産経ニュースによると

こうした中、警視庁が"切り札"としているのが、女性が保管していた子宮収縮剤の錠剤や点滴で使用した薬剤のパックだ。 女性は流産後に診察を受けた病院で処方された薬が、小林容疑者から渡されたものと同じだったため、不審に思って捨てないでいた。 さらに、流産した胎児も保管していたという。

流産した胎児を保管していたってのが凄いよな。

そもそも妊娠が不同意なんじゃないか。 「今日は大丈夫だから」 なんて嘘をついて妊娠したんじゃないのか。 結婚を迫る手段として。 流産が男によるものかもしれないと勘付いて、しかしそのことすら結婚を迫る手段として利用しようとしたのではないか。 警察に相談したのは、最終的に突っぱねられたからではないか。

そんなことを想像してしまう。 一応被害者である人に言うのは気が引けるが、俺はこの人に異常性を感じるのだ。 薬を保管するぐらいならやるかもしれないけど、流産した胎児は無いだろうと思う。 この辺りの感覚は、医者や看護士だと違うのだろうか。

ま、それはそれとして。 女の証言頼りてのは同じなのに、痴漢とは随分と違う扱いだよな。