どこでも、と断言する。 聞こえてくるのは、宇多田ヒカルかだんご３兄弟。 略して うただんご 。
宇多田ヒカルとだんご3兄弟が、ほぼ同時にヒットしたことから（俺の中で）生まれた言葉。 才能の発露と偶然の産物が同列に扱われること。 または、そのように扱う人をさして言う。 より一般的に、流行に流されがちの、物の値打ちの判らない人を指すこともある。
とまあ、だんごを一方的に貶してるけど、だんごが受ける世代にとってのだんごの価値と、宇多田が受ける世代にとっての宇多田の価値は、ほとんど同じだと思う。 子供がだんごを欲しがるのは、全く問題ない。 自然だよ。 けどね。 いい大人が、携帯の着メロをだんご３兄弟にするな（ってゆーか、着メロにするな）。 噂のだんご着メロを、俺も今日聴かされたのだよ、スーパーで。 だんごはもういいよ。
昼は、そのスーパーで買ってきたインスタントラーメン。 インスタントラーメンを作ったとき（に限らず、ほとんどの場合）鍋から直接食うのが一人暮らしの鉄則である。 で、鍋の下に敷こうと、昨日で終わりの TV-Bros を広げて見つけたのが、赤光霊糸石の広告。
赤光霊糸石は数億年にわたり地中にて時空間のエネルギーを吸収した天然護符であり全宇宙に2つと同じものはありません。 国際超能力学会所有の霊山から採掘され…（中略）…貴女の運命の 「オーラ」 つまり赤い糸を80倍以上に増幅し貴女の運命の男性に強力なメッセージを送ります。
いわゆる開運グッズなのだが、こいつは運命の赤い糸を太く強力にする専用らしい。 説明がいちいちインチキ臭くて、なかなか笑えるのだが、極めつけは何と言っても、 運命の赤い糸の写真 しかもご丁寧に、使用前・使用後と並べて。 写真の横に、 「赤光霊糸石によって80倍以上に増幅した赤い糸」 と書いてあるのだが、直径で5倍程度にしか見えない。 断面積なら25倍か。 まあ倍率が変えてあるのだろう。 なにしろ80倍だからね。 80倍。 しかし、そんなに増幅したらもう糸と言うよりは縄だよな。 雪白の柔肌に絡みつく赤い縄。 いやいや、そーゆーことじゃなくて、俺の赤い糸はどうなってるんだ？