近所の梅がそこそこ開いてきたので、そろそろ良い頃合いかと高尾に行ってきた。 正確には、高尾駅から高尾山口駅に至る道のちょうど半分ぐらいの所。 ここで二股に分かれる川の北側の流れの土手にはたくさんの梅の木があって、毎年この時期は良い感じなのだ。
紅梅。 まだちょっと早い感じ。
白梅。 こちらはそこそこ。
物干し台から笹が顔を出していた。 頑張ってここまで来たのだろうが、きっとそう遠くない未来に切られるだろう。
また紅梅。 日の光に透ける花弁が綺麗だった。
軒忍(ノキシノブ)
羊歯(シダ)の仲間で、古い樹皮や雨で傷んだ軒材に勝手に生えてくることが多いのだそうだ。 表からだと、ちょっと羊歯植物には見えないよな。
軒忍の裏側。 こうして胞子嚢が並んでいるのを見ると、なるほど羊歯植物だと納得する。
高尾駅の裏側にある大光寺の観音堂に貼ってある布がかっこいい。 十二支だろうか。 他にも何枚か違う模様のが貼ってあるのだが、それらも結構良い感じ。 意味は判らないが一枚欲しい。
ところで、ほとんど蕾の梅を見てロリ梅だと思い、開き始めた梅を見てお姉さん梅だと思ったりするのだが、ちゃんと考えてみれば、ロリや姉は樹齢に対する区分だよな。 じゃあ花が咲くのは何に例えれば良いのだろうか。
梅の寿命はだいたい300年ぐらいだそうだ。 中には樹齢600年なんてのもいるので、たぶん手を尽くせばもっと生きるけど自然のままだと平均して300年ぐらいでガタがくるってことなんだろう。 とすると、人間なら50歳ぐらいだろうか。
この対比だと、梅にとっての毎年の開花は、人間にとっては年6回のイベント相当か。 年6回ぐらいあることってなんだろう。 水道代の引き落とし。 大相撲の本場所。 週刊誌の連載漫画の単行本発売。 うーん…