原発は相変わらず不味い状況。
そこで作業している人には頭が下がる思いだが、その分、政府や東京電力には苛立ちが募る。
特に民主党。
ここまで駄目だとは。
政権交代のとき、鳩山君は
初めてなのでいろいろ大目に見てほしい
なんて言っていたが、経験値上げに付き合わされるのもいい加減うんざりなんだよな。
で、また、そんな時に限っていろいろやってくるのは何故だろう。
それも、経験値を上げるつもりが即死するような強敵ばかり。
ベジータの前にフリーザが登場するぐらいの。
原子炉の冷却のために放水作業をしている東京消防庁だが、その作業方針を、現場を知らない本部の人たちから度々変更を要求されたそうだ。 東京都副知事の猪瀬直樹のBlogには、こんなことが書いてある。
- 放水は当初4時間の予定だった。 その後状況を勘案し、必要に応じ再度放水することにしていた。 しかし、連続して7時間放水し続けるよう執拗に要求された。 結果として、7時間放水することになったが、そのため2台ある放水塔車のうち1台がディーゼルエンジンの焼き付きにより使用不能となった。
- 東京消防庁にて海から放水塔車までの給水ホースの設置ルートを800メートルの最短距離で、設定していたが、遠回りにするように執拗に要求された。
- 「俺たちの指示に従えないのなら、お前らやめさせてやる」 の発言もあった。
猪瀬君も話を大袈裟に膨らませがちな人というイメージがあるのだが、実際にそうだとして最後の恫喝や 「執拗に」 といった修飾を外しても、何かしら軋轢があったことが伺える。 エンジンが駄目になったことについては、都知事の石原君も文句を言っていたな。
冷却は、震災発生後すぐにアメリカから廃炉を前提とした冷却案が提示されたのを、東京電力(或は政府?)が断ったらしい。 今更言ってもしょうがないが、その提案を受け入れていたら、もっと違った状況になってたんだろうな。