田中好子が死んだ。 享年55歳。 癌だそうだ。
キャンディーズのスーちゃんでなくなってから随分経つが、彼女の死を扱うニュースはキャンディーズ時代が中心だったりする。 その後も女優としてそれなりに活躍してはいたのだが、キャンディーズ時代にはやはり劣るのか。 まあ、劣るよな。 俺の勝手なイメージだけど。
キャンディーズの当時、ピンクレディーも人気だった。 彼女達に、子供ながら微妙に惹かれていたんだよな。
敢えて序列を付けるなら、俺の中ではこんな感じだった。 周囲は、キャンディーズならランちゃんの方が人気が高かったと記憶している。
まあ、惹かれたと言っても歌ではなくて脚だったりするのだが、そんな俺でも、ニュースでキャンディーズの歌を聴くと、当時のいろんなことを思い出すのだった。 防府の田舎、学校帰りに遊んだ道、友達の家、そんなものが色々と。 あの当時の牧歌的な景色は、もう俺の記憶の中にしか無いんだろうけど。
彼女の死因は癌。 他の病気の治療率が上がったこともあって、もう随分前から癌が死因の1位になっている。 将来は癌も克服して、老衰が1位になったりするのだろうか。 それはそれで恐ろしい世の中なんじゃないかって気もするな。
そんな流れに待ったをかけるのか。 福島の原発関連のニュース。
文部科学省は21日、福島第1原発から1~21キロ離れた150地点で先月末以降に測定した1時間当たりの放射線量を初めて公表した。 20キロ圏内の住民の立ち入りを禁じる「警戒区域」のほぼ範囲内。 毎時100マイクロシーベルトを超えたのは、原発から2~3キロ地点の福島県大熊町の4カ所だった。 公表が大幅に遅れた理由について、文科省は「官邸の指示で出さなかった」とした。
最も高かったのは原発の西北西約2キロの大熊町夫沢で4月2日に観測した毎時124マイクロシーベルト。 経済産業省原子力安全・保安院は、20キロ圏内の住民の一時帰宅について、毎時200マイクロシーベルトを目安としたが、今回の測定結果でこれを超えた場所はなかった。
測定は、3月30日~4月2日と4月18~19日の2回に分け、文科省と東京電力などが実施。 文科省は、20キロ圏内の測定は保安院や東電が担当すると説明していた。
記事には、公表しなかった理由が
官邸の指示
としか書かれていないが、この指示が官邸の誰から出たのかは気になるところだな。
誰だろうが、官邸からの指示であれば責任は総理にあることになるから、誰かをあえて言わないのだろうか。
それとも、よく判らない部署を発信源とすることで、個人の責任回避を図っているのだろうか。
取材した記者は、実際に指示を出した人の名前を知っているのだろうか。
文科省は放射線量の想定結果を公表しない。 気象庁は放射性物質の拡散予測を公表しない。 東京電力はもう言うに及ばず。 そんな隠蔽の一方で、個人が勝手に放射線量を測定していると、東京電力の関係者らしき人が現れて測定を止めてくれと言ってくるのだとか。 持っている情報を隠すだけでなく、わざわざ測定しているのを止めに来る辺りに、怖さを感じるね。 何か尋常ではない状況になっているのではないかと。