金環食の日。 日本で金環食が見れるなんて滅多に無いことだし、このために休暇を取ることも考えていたのだが、出勤前に終わってしまうのだった。 観測用の眼鏡(?)は、昨日、昭和記念公園に行く途中の立川駅で買った。 近所はどこも売り切れだったんだけど、まさか駅で売っているとはね。
程よく月に隠れた状態。 うっすらとかかる雲の御陰で、肉眼で直視もできる。
雲が切れると、さすがに肉眼は厳しい。 厳しいのはカメラにも。 直接だと撮像素子が焼き切れそうなので、観測用眼鏡を通して撮る。 が、光をほとんど通さないせいでシャッタースピードが遅くなって手振れを吸収しきれない。 ま、ブレたらブレたでいい感じなのだが。
覇王の卵が血涙を流し、深淵より溢れ出た幽界が現世と重なる。 蝕。 絶望が希望を塗り潰す。
みたいな中二病テイスト。
金環食。 本当に金色。
そしてまた薄曇り。 ホラー漫画の月のような太陽。