1998 09 21

合意

破綻ではないが、資金注入しなければ破綻する。 なにそれ?

金融関係の与野党の合意がバラバラになりそうだと言うのが、どのニュース番組でもトップ。 合意をないがしろにしていると言う野党と、解釈の相違だとか個人的見解を合意と勘違いしているとか言う自民党。 そんな映像を流した後で、 「こんなことしてていいのでしょうか?」 などと、両者よりも視点が高いと言わんばかりのアナウンサーのコメント(の原稿?)というパターンが基本。

そんなことは、今更言わなくてもいいんだよ。 与野党両者が、言ったとか言わないとかやってるときだからこそ、マスコミは、少なくともテレビは、 なぜ、与野党の会談がテレビで放送されないのか? を問題にしろよ。 与野党が合意した会談がテレビ放送されていれば、言ったとか言わないとかの問題などは起きない。 「あれは、そんなつもりで言ったんじゃない」 などと苦しい言い訳をして、 「おいおい、またかよ?」 などと怒ったり呆れたりはあるだろうが、それはそれで問題の本質を表すからいいのだよ。 もちろん誉められたことじゃないのだが。

いずれにしても、なぜ議員が重要な政策を決める過程が公開されないのか、それは明らかにされるべきだ。 会談の模様を取材するのを、与党が拒否したのか? それとも、野党が拒否したのか? 特に拒否された訳ではなくて自粛なのか? 慣例? 規則?