こんな大人になるなんて
電車の中。 小学生らしい男の子二人が、漢字の足し算をやっていた。 二つの漢字を組み合わせて、別の漢字を作る。 ただし、偏と旁のように、単純に並べるのは駄目らしい。 鞄の上に広げたノートに、いくつか書いてあった。
- 「木」+「一」=「未」
- 「木」+「一」=「本」
- 「大」+「一」=「夫」
- 「大」+「一」=「犬」
- 「林」+「口」=「梱」
- 「十」+「口」=「申」
- 「丁」+「止」=「正」
などなど。 判り易いところで 「一」 が多い。 少々強引だったりもする。 漢字の専門家(教師?)がこーゆーのを見ると苦々しく思うのかもしれないけど、子供なら誰でもやることだよな。 俺もやったし。
ま、それはそれでいいのだが、見ている俺としては、これらの中の一つ、
- 「辛」+「一」=「幸」
を、 「辛いのと幸せなのとは、僅か一つの差」 なんて意味付けしてしまって、一人で勝手に恥ずかしくなっていたのだった。 子供たちは、そんなこと全然考えていないだろう。 少なくとも、俺が子供の頃はそうだった。 それが、あぁ、こんな大人になるなんて…

ツバメの雛。
産毛が中途半端に抜けて、あんまり可愛くない。
夜は反対向き、しっぽを外に向けて頬寄せ合って眠るのだ。